素人が格闘技を語りたい

主にMMA、たまにプロレス、キックボクシング

UFC265 感想戦

こんにちは。

 

今回は日本時間8月8日に行われたUFC265について語りたいと思います。

 

今回注目していた試合はメインイベントのヘビー級暫定チャンピオン決定戦、デリック・ルイスVSシリル・ガーヌです。

 

試合前の予想などは下の記事で語っています。

www.kimurarock.com

 

ヘビー級ランキング2位で一発で相手を仕留めるルイスと、3位でとてもスマートなファイターのガーヌとの戦いです。

 

ファイトスタイルが対照的な二人の試合はガーヌが判定で勝利すると予想していました。

 

ルイスはファイトスタイルやキャラクターから非常に人気があり、入場から大歓声です。

 

会場は完全にルイスムードで試合が始まります。

 

序盤はお互い慎重な入りで試合が進みます。

 

ルイスはジャブやローキックから入ろうとせず一発を常に狙います。

 

反対にガーヌはルイスの一発に警戒し、ローキックや関節蹴りから入ります。

 

ルイスがパンチを打とうとするとガーヌはバックステップ、サイドステップで逃れます。

 

ルイスに勝利するためには、このように徹底して一発をもらわないようにすることが大切です。

 

そしてガーヌは徐々にジャブも打ち始め試合をコントロールし始めます。

 

1R終盤ガーヌのパンチがヒットすると、ルイスはアイポークを主張します。しかしスロー映像を見ると全く目に入っていません笑。

 

本気でアイポークを主張するルイスの表情がかなりツボでした。

 

そのまま1Rは終了し、手数や打撃のヒット数でガーヌが上回り1Rはガーヌが取ったと思います。

 

2Rも試合の動きは変わらず、ルイスは一発だけを狙います。

 

ガーヌがルイスをケージ際に追い込み、距離が近くなったところで、組み付き、ケージレスリングの展開になります。

 

ガーヌがいくつか膝蹴りを入れた後離れます。

 

その後もう一度ガーヌが組み付きケージレスリングの展開になりますが、お互い有効な打撃を当てることなく離れます。

 

その後パンチを打ち合います。

 

ルイスの一発をガーヌがもらってしまうことが怖かったですが、おそらくガーヌは完全にルイスを攻略していたため打ち合うことができたと思います。

 

よっぽどの自信・確信がなければルイスと打ち合うことはできないと思います。

 

3Rに入ってもガーヌが試合をコントロールします。

 

ガーヌはジャブやローキックだけでなく、ストレートも打つようになります。

 

またローキックを多用し、ルイスは効き始めているようでした。

 

そしてガーヌのパンチのコンビネーションがヒットし、ルイスは後退します。

 

ここでガーヌはラッシュをかけ、仕留めにいきます。

 

ルイスはガードを固め、防戦一方になり、レフェリーが止めようとしますが、ルイスはなんとか堪え、反撃のパンチを打ちます。

 

それでもガーヌの勢いが止まらず、右フックがヒットし、ルイスはダウンします。

 

その後立ち上がり、外れたマウスピースを付けなおし試合が再開されますが、ガーヌが多く打撃を当て、ルイスはしゃがみ込み、パウンドのパンチを連打し、レフェリーが試合を止めます。

 

3RTKO勝ちでガーヌが勝利し、ヘビー級暫定チャンピオンになりました。

 

序盤はルイスの一発に警戒しながらも、徐々に試合をコントロールし始め、フィニッシュするという完璧な試合運びだったと思います。

 

MMA戦績無敗記録も継続することになりました。

 

これで次期ヘビー級タイトルマッチの挑戦者はガーヌになると思います。

 

弱点が未だ見えないガーヌが、人類最強のフランシス・ガヌーを倒してしまう可能性は非常に高いと思います。

 

早く見たいです。

 

反対に負けてしまったルイスは、やはりもう少し手数が欲しいです。

 

特に今回のガーヌのようなファイターの場合、序盤からもっと積極的にいってほしかったです。

 

来月のUFC266ではヘビー級マッチとして、ヘビー級ランキング4位のカーティス・ブレイズVS6位のジャルジーニョ・ホーゼンストライクが行われます。

 

ルイスはこの試合の勝者や、元ライトヘビー級チャンピオンのジョン・ジョーンズ、ヘビー級ランキング1位のスティペ・ミオシッチなどと戦うと思います。

 

衝撃的なKOでタイトルマッチに向けたアピールに成功してほしいです。

 

終わります。