UFC272 試合前予想
こんにちは。
今回は日本時間3月6日に行われるUFC272について語りたいと思います。
今回注目している試合はウェルター級マッチ、コルビー・コヴィントンVSホルヘ・マスヴィダルです。
久しぶりに、ナンバーシリーズのメインイベントでタイトルマッチ以外の試合が行われます。
ナンバーシリーズのメインイベントがタイトルマッチにならないのは、かなりの注目度がある試合になります。
今回の試合が注目されている理由は、両者がもともと同門のジムで同居していたぐらいの仲の良さであったにも関わらず、今では犬猿の仲となっているからです。
同時に両者超人気のあるファイターであり、この試合はかなり前からファンの間で熱望されていたため、メインイベントでの試合が決定しました。
実際にこの試合と同じ大会でタイトルマッチを並べても、この両者のカードに比べると薄いかもしれません。
それぐらい今回の試合は注目度が高く、私自身も楽しみです。
現在ウェルター級はカマル・ウスマンの一強体制が続いており、ウェルター級のトップランカーのファイターはウスマンに次ぐ席を取り合っている状況です。
そして今の時点でウスマンに次ぐファイターがコヴィントンです。
前回のウェルター級タイトルマッチで、ウスマンVSコヴィントンの2回目が行われウスマンが判定で勝利し、この試合は2021年で印象的な試合の1つでした。
長い間因縁が続いていたウスマンとコヴィントンですが、前回の試合でとりあえず落ち着いたようです。
そのためコヴィントンはウスマンに噛みつくことをやめて、違うファイターとの因縁をつくっています。
コヴィントンは打撃とレスリングが得意なファイターで、一見派手なファイターのように見えますがファイトスタイルは丁寧なファイターで上手に試合を組み立てていきます。
今回も試合が始まるまでは、マスヴィダルを挑発するような態度を見せ、試合が始まると冷静に試合を展開させていくと思われます。
対するマスヴィダルもウスマンと2回対戦し、2回とも敗戦しています。
1度目の対戦は試合準備期間が短期間であったにも関わらず判定まで戦ったため、しっかりと準備ができた2度目の対戦はウスマンを負かすことができると期待されましたが、気持ちのいい失神KOされました。
そのためマスヴィダルもウスマンとの対戦を少しの間休むことが予想されます。
そんなマスヴィダルも打撃とレスリングが得意なファイターで、コヴィントンと似ているファイターだと思います。
マスヴィダルの方がコヴィントンより思い切りのいいファイターのイメージがあります。
そんな両者の予想される試合展開は以下の通りです。
- コヴィントンの判定勝ち
- コヴィントンの3RTKO勝ち
- マスヴィダルの2RTKO勝ち
この中でもコヴィントンが判定で勝利する可能性が高いと思います。
とても楽しみなカードですが、高い可能性でコヴィントンが勝つと予想します。
コヴィントンのスマートさはUFCの中でもトップクラスで、勝ち方を知っています。
そのためコヴィントンは今回も序盤からマスヴィダルをコントロールし、完封勝ちをするのではないかと思います。
決して両者の実力がかけ離れているとは思いませんが、小さい差に見えて大きな差が空いているように感じます。
コヴィントンがもう少し思い切りのいいファイターであれば、マスヴィダルにもチャンスがあると思いますが、おそらくコヴィントンがマスヴィダルに対して最大限の注意を払って試合を展開させていくと思います。
そのため、スタンドの展開よりグラウンドの展開でコヴィントンがコントロールする時間が多いのではないかと思います。
もし序盤からマスヴィダルの体力を削ることができれば、3RあたりでKOすることも考えられます。
その場合はパンチでダウンを奪い、パウンドからのパンチでレフェリーストップという展開になると予想します。
反対にマスヴィダルが勝つ場合は、コヴィントンが予想していなかった角度のパンチが入り仕留めるという展開になることが一番考えられます。
真向から打ち合ってもマスヴィダルには勝機が見えないため、UFC239でベン・アスクレンを膝蹴りでKOしたような、奇天烈な打撃が必要になります。
マスヴィダルはそれをやってのけるファイターであるため十分可能性はあります。
マスヴィダルがコヴィントンに勝つことがあれば、ウェルター級は面白くなりそうです。
今後、現在タイトルマッチに一番近いウェルター級ランキング3位のレオン・エドワーズや評価が上がりつつあるベラル・ムハマッドなどとの対戦が予想されます。
前述したようにチャンピオンのウスマンとは二度対戦しているため、すぐにタイトルマッチを行うことは難しいですが、エドワーズやムハマッドに勝つとなるとまたタイトルマッチが見えてくるかもしれません。
反対に私の予想通りコヴィントンが勝てば、パウンドフォーパウンドランキングで上位に登り詰めてくることが考えられます。
現在パウンドフォーパウンドランキング1位がウスマンであるため、それに徐々に近づいていくことでコヴィントンも3度目のタイトルマッチが見えてきます。
いずれにしても両者ウスマンが何かの拍子にチャンピオンの座から脱落することを待つしかありません。
いつかのウスマンが脱落する日までウスマンの次の席を確保するために今回の試合は両者負けられません。
終わります。
UFC271 試合前予想
こんにちは。
今回は日本時間2月13日に行われるUFC271について語りたいと思います。
今回注目している試合はメインイベントのミドル級タイトルマッチ、イスラエル
アデサニヤVSロバート・ウィテカーです。
両者の対戦は今回が二度目になります。
一度目の対戦はミドル級王座統一戦としてアデサニヤが暫定チャンピオン、ウィテカーが正規チャンピオンとして対戦し、アデサニヤが2RでKO勝ちしております。
今回はチャンピオンがアデサニヤ、ランキング1位で挑戦者としての立場になるのがウィテカーです。
前回はアデサニヤが芸術的なカウンターをヒットさせ完勝しました。
そしてそれ以降ミドル級のチャンピオンとして、ミドル級では無敗を誇ります。
ミドル級には敵がいないということで、敗戦はしてしまいましたが1階級上のライトヘビー級タイトルマッチにも挑戦しています。
アデサニヤはキックボクサーとして有名なファイターで、MMAでもトップクラスの打撃の持ち主です。
またテイクダウンディフェンスも強く、おそらく苦手であろうグラウンドの展開に、長い時間持ち込ませたことがありません。
打ち崩すのが難しいチャンピオンの一人です。
挑戦者ウィテカーもミドル級では長い間トップ戦線に居続けています。
アデサニヤに敗戦後、ミドル級のトップファイターと3試合しましたが、いずれも相手を完封し勝利しています。
空手仕込みの打撃が得意で、基本的に何でもできるファイターです。
また、ウィテカーはすごく人柄がよく私の推しファイターの一人です。
多くのファイターが様々なタトゥーをしていますが、個人的にウィテカーのタトゥーが一番好きです。
マンガのキャラクターに出てきそうなビジュアルも推しポイントです。
そんな両者の予想される試合展開は以下の通りです。
- アデサニヤの4RKO勝ち
- アデサニヤの判定勝ち
- ウィテカーの3R一本勝ち
- ウィテカーの判定勝ち
この中でもアデサニヤが4RKO勝ちする可能性が高いと思います。
アデサニヤが負ける様子が全くイメージできません。
特に打撃の面においては、ウィテカーであってもいくつか差があると思います。
そしてテイクダウンディフェンスも強いということから、あまりグラウンドの展開には持ち込ませず、序盤から打撃を当て続け4RあたりでKOすると予想します。
前回の対戦があり、ウィテカーは少し消極的な戦いをすると予想するため、前回のような早期決着は考えにくいです。
打撃を当てる場面としても、前回同様カウンターをいくつかヒットさせると思います。
もし予想以上にウィテカーが善戦すれば判定までもつれることも考えられますが、アデサニヤの方が勝つ可能性は高そうです。
反対にウィテカーが勝つ場合は一本勝ちが一番可能性が高そうです。
前回は全くグラウンドの展開がなく、ウィテカーがスタンドで勝負した結果完敗しました。
そのため、今回は戦い方を少し変えてくると予想します。
打撃とレスリングを組み合わせながらいくつか有効打をヒットさせ、タイミングよくテイクダウンに入り、すぐに極めにいくことが考えられます。
アデサニヤのグラウンドレベルも高いと思いますが、どちらかと言うとウィテカーに分がありそうです。
他の勝ち方だと、テイクダウンをいくつか奪い打撃もいくつかヒットさせアデサニヤをコントロールし判定で勝利という場合が考えられます。
スタンドの時間が長ければアデサニヤ、グラウンドの時間が長ければウィテカーに軍配が上がると思います。
今回の試合でアデサニヤが勝利すれば、もう相手はいません。
考えられる対戦相手としては、UFC272で対戦するミドル級ランキング3位のジャレッド・キャノニアか4位のデレク・ブランソンぐらいです。
この試合の勝者が圧倒的な強さを見せつければ、試合後に「メインの勝者と戦わせてくれ」と発言し次期タイトルマッチが決定的になるかもしれません。
実際にアデサニヤは2022年は3試合ぐらい戦いたいと発言しているため、すぐに試合が決定する可能性はあると思います。
しかし、その両者はウィテカーより勝つ可能性が低いです。
その他のファイターは直近でアデサニヤに敗戦しているため、すぐにアデサニヤと対戦することはなさそうです。
そのため、ウィテカーに勝利すれば2022年もアデサニヤは安泰かもしれません。
反対にウィテカーが勝利すれば、2022年のミドル級が少し盛り上がるかもしれません。
長期政権を築いてきたアデサニヤが負けるとなるとかなりの衝撃です。
今のミドル級ファイターの中では一番ウィテカーが勝つ可能性が高いので、とても楽しみです。
終わります。
UFC270 試合前予想
こんにちは。
今回は日本時間1月23日に行われるUFC270について語りたいと思います。
UFC270は新年一発目のナンバーシリーズで、メインイベントでは人類最強を決める戦いが行われるなど、2022年を景気づけるようなイベントになりそうです。
今回注目しいている試合は、メインイベントのヘビー級タイトルマッチ、フランシス・ガヌーVSシリル・ガーヌです。
前述したように、この試合は最も階級が重いことから人類最強を決める戦いだと勝手に位置付けています。
正規チャンピオンのガヌーは脅威の破壊力を持つ打撃が得意なファイターで、これまで多くのファイターを一発で仕留めてきました。
打撃以外の面は少し粗い部分がありますが、それを十分カバーできるほどのパンチ力があります。
前戦ではガヌーが一度敗戦していて、何でもできるファイターのスティペ・ミオシッチに何もさせず、KOで勝利しております。
私のもめたくない人間ランキングでも堂々の1位です。
そんなガヌーに挑戦し、正規チャンピオンの座を狙っているのが、暫定チャンピオンのガーヌです。
一番の特徴は、ヘビー級とは思えない器用さです。
パンチ力はガヌーに劣りますが、それ以外の点は全てガーヌが優ります。
ガーヌの何でもできる能力はUFCの中でもトップクラスです。
MMA戦績無敗で、初のフランス人チャンピオンとなるなど今後が非常に楽しみなファイターでもあります。
そんな両者の予想される試合展開は以下の通りです。
- ガヌーの1RKO勝ち
- ガヌーの5RKO勝ち
- ガーヌの判定勝ち
- ガーヌの3R一本勝ち
この中でもガーヌが判定で勝利する可能性が高いと思います。
前述したように、ガーヌはとても器用なファイターで劣っている点が少なく、完璧な試合運びで相手を圧倒します。
相手が人類最強のガヌーだとしても、それを遂行すると予想します。
序盤でガヌーのパンチが当たらない距離、自分の打撃が当たる距離を全て把握し中盤以降は完全に試合をコントロールする展開になると思います。
以前両者は練習でスパーリングをしたことがあるため、ガーヌはその時点でガヌーの癖などを見つけているかもしれません。
そのため、ガーヌは序盤から危なげなく試合を有利に運んでいくことも考えられます。
反対にガヌーは軽い練習でガーヌの癖を見抜けるような器用さを兼ね備えているとは思えません笑
試合前の段階ではガーヌの方が有利な立ち場にいると考えます。
また、グラウンドにおいてもガーヌに分があります。
ガーヌはUFCで一本勝ちもいくつかあるため、ガヌーのパンチに合わせてテイクダウンを奪い、バックチョークなどで一本勝利することも考えられます。
このように総合的に見た時に、ガーヌの方が勝つイメージがわきます。
反対にガヌーが勝つ場合はやはりパンチによるKOと予想します。
ガーヌがまだ距離を掴めていない時に、プレッシャーをかけ一発で仕留めるか、最終ラウンドで後がなくなったガヌーがパンチを振り回してヒットする二つの展開が考えられます。
ガヌーは打ち合いの展開になると、パンチを振り回すため、そのような打撃はおそらくガーヌにはヒットしません。
そのため1Rの序盤か、最終ラウンドでガーヌの疲れも見えてきたときに振り回すパンチがヒットする時だと予想します。
しかし、前回のミオシッチ戦でテイクダウンを防いだ時は驚きました。
これまでガヌーのレスリング能力は力が強いだけで、あまりレベルが高いものではありませんでしたが、前回の試合を見てグラウンド能力が上達していることを感じました。
今回の試合もガーヌのテイクダウンを防いで、試合のリズムをつくり有利な試合展開にすることも考えられます。
またガヌーのパンチが一つでも入れば、どんなファイターでも一発でダウンするため、その危険性はガヌーに分があります。
ガーヌは常に笑顔でリラックスしているようですが、今回の試合では少し追い込まれるガーヌが見れるかもしれません。
今回の試合で、ガヌーが勝利すれば初の防衛成功となります。
噂によるとガヌーは大人の事情でUFCを離れる可能性があるそうです。
今回の試合後、何かしらの情報が入ると思いますが、個人的には元ライトヘビー級チャンピオンでヘビー級に転向する予定であるジョン・ジョーンズと試合をしてほしいです。
これまで何度もガヌーとジョーンズが試合をするという情報がありましたが、実現しておりません。
それどころかジョーンズが全く試合をする気配がありません。
SNSではトレーニングの様子や大きくなった体を見ているため、そろそろだと思っているのですが中々決まりません。
ガヌーがUFCを離れる前にジョーンズと試合をしてほしいです。
反対にガーヌが勝利すれば、ヘビー級において長期政権を築く予感がしております。
これまでの試合も完璧に近い試合運びで、危ないシーンはあまり見たことがありません。
MMA戦績無敗ということもあり、負けるイメージがつきません。
個人的な予想としてパウンドフォーパウンドランキングでも上位に行く気がします。
人類最強のファイターは誰になるのか楽しみです。
UFC270ではセミメインイベントでフライ級タイトルマッチ、ブランドン・モレノVSデイブソン・フィゲレードも行われます。
フライ級は選手層が薄いということもあるのか、この両者は三回連続の試合になります。
1回目はフィゲレードの体重オーバー、2回目はモレノの一本勝ちで、3回目はどのような試合結果になるのか楽しみです。
いまいち盛り上がりに欠けるフライ級ですが、修斗フライ級チャンピオンの平良達郎がUFCに参戦する可能性が出てきました。
現在の日本人UFCファイターは少ないので、参戦が実現するとおもしろくなりそうです。
フライ級は選手層も薄いため、トップ戦線に食い込むことも期待されます。
他にもUFC270ではプレリムカードで元DEEPバンダム級チャンピオンのビクター・ヘンリーも参戦します。
日本で活躍していたということもあったためぜひ勝利してほしいです。
とにかくUFC270楽しみです。終わります。
新日本プロレスVSプロレスリングノア 感想戦
こんにちは。
今回は久しぶりにプロレスについて語りたいと思います。
ブログは書いていませんでしたが、常にSNSなどで最新情報などはチェックし、新日本プロレスとプロレスリングノアの試合は会場で観戦していました。
そして今回、その新日本プロレス(以下新日)とプロレスリングノア(以下ノア)が対抗戦を行ったということでブログを書くことにしました。
この対抗戦が決まった時非常にワクワクしました。
私がプロレスを見始めた2010年頃は新日とノアの選手が戦う試合は何度か見ていました。
新日のベルトにノアの選手が挑戦することもあれば、ノアのベルトに新日の選手が挑戦することもありました。
そのような試合の中で一番記憶に残っている試合は、丸藤正道VSプリンス・デヴィットです。
天才と天才の試合は、今まで見てきた試合の中でもベストバウトの一つです。
このように私がプロレスを見始めた頃は新日の選手とノアの選手が戦うことは見慣れた光景でしたが、私がプロレスを見なくなり、もう一度プロレスを見始めた2019年頃には他団体と戦うこと、ましてや名前を出すことさえもタブーになっている雰囲気を感じていました。
那須川天心と武尊のように、プロレスにも団体の壁ができ、もう交わることはないと思っていました。
しかし、唐突にこの対抗戦の情報が入り、その日の夜はニヤニヤが止まりませんでした。
私をニヤニヤさせた要因は二つあります。
一つ目は対抗戦という交流戦なのか、それとも本気の潰し合いなのかという点です。
おそらく、両団体のトップとしては、現在のコロナの影響で収益が見込めない中、何か爆発的な話題性を作り出すため、今回の対抗戦を行うことを決定したと思いますが、私が気になっているのは両団体の選手のスタンスです。
お互いの良いところを見せ合う仲良しこよしのプロレスをするのか、本気で潰し合うのか。
それに対して非常に興味がありましたが、試合前から両団体の選手バチバチにやりあっており、本気の潰し合いをするというスタンスでいくということに非常に興奮しました。
前提として、私は格闘技が好きで、推している団体などはありません。
その私が両団体を客観的に見て、やはり新日がノアの上に位置しています。
もっと言うと世界の中でも新日が最高で最強なプロレス団体だと思います。
最近はエンタメ色が強くなり、少し落ちてきているとは思いますが、ノアより上にいるのは確かです。
そしてノアは日本で二番目の団体と思っております。
そのため、今回の対抗戦は新日が迫りくる二番手を突き放す試合をするのか、ノアの選手が下剋上を果たすのか、めちゃくちゃ楽しみでした。
二つ目に私をニヤニヤさせた要因は対戦カードです。
どちらの団体の選手も知っているため、誰と誰がやるのかを寝不足になるまで何通りも考えました。
そして対戦カードを見た時正直少し残念な気持ちになりました。
なぜなら、シングルマッチが少なかったからです。
対抗戦と位置づけるのであれば、シングルマッチやチャンピオン同士の対戦カードで、本気の潰し合いをしてほしかったと思います。
その対戦カードを見て、やはり交流戦なのかと思ったのが正直な感想です。
その中でも一番興味があった対戦カードは、鈴木みのる・TAKAみちのく・タイチVS杉浦貴・桜庭和志・Xと金丸義信・ザック・セーバーjrVS丸藤正道・小川良成です。
MMAも好きな私としては、パンクラス創設者鈴木とUFC殿堂入りファイターの桜庭が交わることが楽しみでしかたありませんでした。
過去に交わったことは何度かあると思いますが、今この二人が見れることが楽しみでした。
またザックと丸藤のレベルの高い攻防戦が見れることが楽しみでした。
ザックと小川はノア時代にタッグパートナーだったということで、その二人の絡みも楽しみでした。
そしてついに当日を迎えます。
まず第0試合として、両団体の新人同士の対戦が行われましたが、この試合は個人的にとても良かったと思います。
団体のレベルを測る際に、トップ選手の強さや選手層と同じくらい育成力も重要視されます。
そのため、メインの試合の勝敗はもちろんですが、この新人同士の戦いも団体にとって重要な一戦でした。
新日本は藤田晃生、ノアは矢野安崇という組み合わせで、試合内容はどちらも団体を背負って戦っている気持ちが表れており、最高でした。
第0試合という位置づけでありながらも、対抗戦の1試合目で熱い試合が見られ、確実に今回のイベントに最高の火付けをしてくれたと思います。
そして迎えた本試合の1試合目では私の推しプロレスラー石井智宏とノアの稲村愛輝がバチバチのぶつかり合いをしてくれました。
そして第5試合に試合前から注目していた、鈴木・タイチ・みちのくVS杉浦・桜庭・Xが行われました。
Xが誰になるのか全く見当つきませんでしたが、入場曲を聴いて笑ってしまいました。
矢野通がいつものように入場してきます。
確かに矢野は、杉浦・桜庭の二人と絡んだことがあり、Xとして登場するのに申し分ない選手です。
また、KOPWのタイトルを鈴木に取られてしまったということで、矢野が出てくることもつじつまが合います。
試合は鈴木と杉浦がバチバチな試合をするという展開で、私が楽しみにしていた鈴木と桜庭のMMAの絡みはありませんでした。
プロレスの場でMMAをすることは確かにおかしいので、期待してしまった私が悪かったです。
その後2つ目に楽しみにしていた、ザック・金丸VS小川・丸藤が行われました。
この試合を終えて一番感じたことは、皆楽しそうにプロレスをしていたということです。
この4人はそれぞれ過去に絡んだことがあり、久しぶりの対戦だったようです。
特に小川とタッグを組んでいたザックは非常に喜んでいることを感じました。
また4人とも非常にレベルの高いプロレスを見せ、もう少し長い時間プロレスを見たくなりました。
いつかもう一度この4人の絡みを見てみたいです。
そしてついにセミメインが始まります。
もしかするとこの試合は最も注目度が高かったかもしれません。
対戦カードは新日の人気ユニット、ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンとノアの人気ユニット、金剛という組み合わせでした。
特に金剛の拳王は両団体で一番気合が入っており、試合前のYouTubeライブでは獣神サンダーライガーとひと悶着演じるほど気合が入っておりました。
この拳王に賛否両論ありましたが、私は拳王の言動に大賛成です。
ノアの選手はいかに自分を新日にアピールするかが大切で、実際に今回の言動で拳王の知名度は一気に上昇したでしょう。
また、試合に対する注目度も高まり、プロレスの質も高まると思います。
1月5日にノアが新日に乗り込んだ時も拳王のマイクはすごく良かったと思います。
普段MMAも見ていますが、やはりマイクパフォーマンスはプロレスラーの方が優れていると再確認した瞬間でもありました。
試合内容も、絶対に負けたくないというノアと、負ける訳にはいかない新日の意地がぶつかった最高の試合でした。
試合は新日が勝利し、金剛は完敗という表現が適しているような試合でした。
試合後金剛はインタビューを受けず、対抗戦に対する気持ちを話さなかったので、金剛の今後のインタビューが楽しみです。
そしてメインイベントとして、両団体のトップレスラーが交わった試合が行われました。
新日は棚橋弘至とオカダカズチカという世代を代表するような二人で、ノアは武藤敬司と清宮海斗というレジェンドと次世代のスター候補の二人でした。
棚橋・オカダは新日出身の武藤に対して、他のノアの選手と違い、対抗という気持ちより、お世話になっていますという気持ちが見え隠れしておりました。
しかし、清宮に対しては期待を込めてプロレスをしているように見えました。
特に棚橋は自分と似たようなものを感じているのか、あまり攻撃的な姿勢は見せません。
棚橋と反対にオカダは攻撃的な姿勢を見せます。
試合終了後、敗戦し涙を流す清宮にオカダは、「こんなんで泣いてんじゃねぇ!邪魔なんだよ!さっさと帰れ!」と発言しました。
この発言は、清宮に対してお前はまだまだだという気持ちと期待しているという二つの気持ちがあったように思いました。
個人的に今後のプロレス界を引っ張る存在は清宮だと思っています。
前述したように棚橋と似たような雰囲気を纏っており、現時点で新日には清宮のようなプロレスラーはいません。
今後プロレス界を引っ張っていくような存在になるためには、清宮自身の課題でもありますがノアという団体にも責任があると思います。
武藤や丸藤というトップレスラーがいることが清宮にとってプラスな影響を作り出していますが、何かが足りないような気もします。
それを清宮が自分で見つけ出すのか、周りの環境が影響を与えるのか分かりませんが、ノアの今後だけでなくプロレスの今後も清宮が重要なキーであると考えます。
少し話がずれましたが、今回の対抗戦は非常によかったと思います。
一つ不満を言うとすれば、対抗戦というより交流戦色が予想より強かったということです。
これに関してはしょうがないことだと思っています。
その点を除けば最高の興行だったと思います。
今回の対抗戦が今後の新日とノアにどのような影響を与えるか分かりませんが、マイナスな影響よりプラスな影響に働くのは確実です。
今後も年に1度ぐらいは団体間で交流があってほしいと思います。
今後のプロレスの発展を願っています。
終わります。
RIZIN33 試合前予想
こんにちは。
今回は12月31日に行われるRizin33について語りたいと思います。
今回注目している試合は、バンダム級GP準決勝の2試合とフェザー級マッチです。
まずはバンダム級GP準決勝の2つを語ります。
対戦カードは朝倉海VS瀧澤謙太と扇久保博正VS井上直樹です。
そしてRizin33のメインイベントでは、この準決勝の勝者同士で決勝戦が行われます。
朝倉VS瀧澤はストライカー同士の戦いであり、KOが期待されます。
朝倉はRizin元バンダム級チャンピオンであり、今回のGP優勝候補筆頭のファイターです。
パンチの破壊力が魅力で、多くのファイターをKOで倒しており、現バンダム級チャンピオンの堀口恭司に対してカウンターをヒットさせるなど、ボクシングの上手さも兼ね備えています。
対する瀧澤はトリッキーな打撃が得意で、前戦の元谷友貴との試合では下馬評を覆すKO勝ちで、現在最も勢いがあります。
本人も発言していますが、ダークホース的存在です。
そんな両者の予想される試合展開は以下の通りです。
- 朝倉の1RKO勝ち
- 朝倉の判定勝ち
- 瀧澤の1RKO勝ち
この中でも朝倉が判定で勝利する可能性が高いと思います。
序盤から朝倉がプレッシャーをかけ、いくつか有効打を当て、ダウンを奪いながらも安定までもつれて朝倉が勝利するという試合展開になると予想します。
瀧澤の打撃はトリッキーであるため、朝倉が流れをつかむのに少し時間がかかりそうですが、しっかり対応できると思います。
またボディにいくつか有効打を当てると予想します。
しかし、もし瀧澤の打撃に対して対応が遅れれば、瀧澤が1Rで朝倉を喰うことも考えられます。
瀧澤が朝倉を倒す可能性はかなり高いと思っています。
瀧澤が倒す場合はハイキックなどのキック系と予想します。
この両者の戦いでグラウンドの展開が続くことは考えられませんが、仕掛けるなら朝倉がテイクダウンを奪うと思います。
この試合のあとに決勝があり、体力の消耗は逃れたいため、両者早期決着を狙って試合に臨みます。
KO決着が楽しみです。
次はもう一つのバンダム級GP準決勝、扇久保VS井上です。
扇久保はレスリングベースのファイトスタイルで、グラウンドコントロール能力が高いファイターです。
対する井上は何でもできるファイターで、今GP優勝候補の一人です。
ベテランVS若手という構図で、意地が勝つか勢いが勝つかという激アツな試合が期待されます。
そんな両者の予想される試合展開は以下の通りです。
- 扇久保の判定勝ち
- 井上の判定勝ち
- 井上の2RKO勝ち
この中でも井上が判定で勝利する可能性が高いと思います。
前述したように井上は高いレベルで何でもできます。
そのため勝つパターンがいくつも考えられ、どのような試合展開になっても井上が有利に試合を進めることができます。
特にスタンドでは扇久保に押される展開は考えられません、
したがって扇久保がグラウンドで勝負をするしかないことになります。
扇久保はテイクダウン能力は高く、井上からテイクダウンを取ることは可能であると思いますが、グラウンドで常に扇久保が井上をコントロールするとは思いません。
そのため、スタンドでは常に井上が有利に試合を進め、グラウンドの状態になってもすぐに立ち上がり、井上が試合を支配すると予想します。
決勝のことを考えて、井上が仕留めにいくようであれば2Rあたりに、パンチのコンビネーションでダウンを奪い、パウンドパンチで試合終了という展開になりそうです。
反対に扇久保が勝つ場合はやはり判定だと思います。
前述したように、扇久保はグラウンド能力が高く、今回も判定で勝利する場合はグラウンドで井上をコントロールする試合展開でしょう。
そのような試合展開になると少したいくつな試合になりそうです。
朝倉VS瀧澤とは違い、グラウンドの時間が多くなりそうですが、期待度はどちらの試合も高く絶対に見逃せません。
決勝戦がどのような組み合わせになるか分かりませんが、一番優勝する可能性が高いファイターは井上だと思います。
どのファイターも優勝する可能性はありますが、一番戦い方の引き出しが多い井上が優勝に近いように感じます。
今GPで優勝すれば、現バンダム級チャンピオンの堀口と戦うことが考えられます。
しかし、堀口は来年Bellatorのバンダム級GPに参戦することが決定しています。
そのため、いつ行われるかは不透明ですが、もし井上が優勝すればぜひ実現してほしいと思います。
堀口は朝倉と2度、扇久保と1度対戦しており、対戦経験のあるファイターより、初めて交わるファイター同士の対戦が見たいです。
とにかく今回のRizinバンダム級GPはとても楽しみです。
次はフェザー級マッチ、斎藤裕VS朝倉未来です。
この両者は二度目の対戦になります。
一度目の対戦では、斎藤が試合を有利に進め、判定で勝利しておりました。
朝倉は判定に不満がある様子で、斎藤との対戦を要求していました。
新型コロナウイルスの感染拡大により、外国人ファイターが入国できず、ファイターが限られている中この試合が組まれました。
齋藤はRizin初代フェザー級チャンピオンで、元修斗のチャンピオンでもあります。
齋藤は何でもできて、華はありませんが堅実な強さがあります。
前戦では、DEEPフェザー級チャンピオンの牛久絢太郎にカットによって敗戦しましたが、終始試合を有利に進めており、斎藤の強さを再認識しました。
対する朝倉はRizinの顔とも言える存在で、人気・実力ともにRizinではトップファイターの一人です。
朝倉のために作られたフェザー級のベルトを、斎藤に敗戦したことで逃しましたが、今回斎藤に勝利し、念願のチャンピオンを目指す戦いになります。
打撃が得意なファイターで、カウンターによる打撃を得意としています。
そんな両者の予想される試合展開は以下の通りです。
- 齋藤の判定勝ち
- 朝倉の判定勝ち
- 朝倉の2RKO勝ち
この中でも朝倉が判定で勝利する可能性が高いと思います。
前回朝倉は自分が勝ったと思っていたようでしたが、朝倉は手数がかなり少なく、朝倉が有利に試合を進めていたとは思いませんでした。
しかし、その後朝倉は積極的なスタイルを心掛け、斎藤戦後の弥益ドミネーター聡志戦ではKO勝利を収めました。
今回朝倉がどのようなスタイルで試合に臨むか分かりませんが、ドミネーター戦のような積極性なら勝利する可能性が高まりそうです。
また、積極的にいかずとも、斎藤のテイクダウンを防ぐことができれば、朝倉の勝つ可能性は高くなっていくと思います。
スタンドの打撃においては朝倉に分があり、斎藤は前回と同じように疲労感にある試合をすることになるかもしれません。
朝倉は斎藤の打撃をもらいながら自分の打撃を当ててダウンを奪い、要所でカウンターのパンチをヒットさせると予想します。
反対に斎藤が勝つ場合も判定だと予想します。
スタンドでは効いてしまうような有効打はもらわずに、自分の打撃だけを当て、テイクダウンを織り交ぜながら試合をコントロールすると思います。
前回の朝倉との対戦を見て、朝倉より優れている部分は勝ち方を知っていることだと思います。
前回は朝倉よりダメージはありながらも、要所でポイントをとり、斎藤に良い印象がつく戦い方をしました。
前回のようなスマートな戦いが今回もできれば、斎藤が勝つことも考えられます。
前回の対戦から1年程度しか経っておらず、朝倉が急激に成長していることは考えられません。
そのため、今回も前回と同じような試合展開になることは十分考えらえます。
今回の試合で斎藤が勝てば、次期フェザー級タイトルマッチの挑戦権は斎藤が得ることになるでしょう。
反対に朝倉が勝てば一気にタイトル挑戦が見えてきます。
クレベル・コイケが大人の事情で、最近試合に出ていないので、次のタイトル挑戦者は今回の試合の2人が一番ふさわしいと思います。
個人的に思っていることは、Rizinはクレベルを手放すべきではないということです。
あんなに強く、キャラクターのあるファイターは貴重であるため、今後もRizinで戦ってほしいと思います。
斎藤、朝倉、萩原京平に加えて、クレベルというキャラクターがいればより一層フェザー級が盛り上がります。
Rizin33でクレベルに関する何かしらの情報があるかもしれません。それも楽しみです。
Rizin33ではこれらの試合以外にも楽しみなカードがいくつかあります。
ライト級タイトルマッチ、ホベルト・サトシ・ソウザVS矢地祐介やバンダム級マッチ、元谷友貴VS金太郎の2つを個人的に楽しみにしています。
外国人ファイターができないため、大晦日にしてはインパクトに欠けますが、視聴率は例年通りの数字を取れるのではないかと思います。
終わります。
2021年UFC 振り返り 前半
こんにちは。
今回は2021年のUFCを振り返っていきたいと思います。
今年も多くの熱い試合が行われ、多くのMMAファンを虜にしてきました。
その全ての試合を語りたいですが、さすがにそんな時間は無いため、エキサイティングな4試合を厳選し、前後半に分け語っていきたいと思います。
その4つの試合は、UFC263で行われたウェルター級マッチ、レオン・エドワーズVSネイト・ディアスとUFC264で行われたライト級マッチ、ダスティン・ポイエーVSコナー・マクレガーとUFC268で行われたウェルター級タイトルマッチ、カマル・ウスマンVSコルビー・コヴィントンとUFC269で行われた女子バンダム級タイトルマッチ、アマンダ・ヌネスVSジュリアナ・ペーニャです。
前半では最初の2つを語ります。
まずはUFC263のエドワーズVSディアスです。
この試合を選んだ理由は、私の推しファイターのディアスが2021年で戦った唯一の試合であり、会場のボルテージが2021年で最も上がった瞬間があったからです。
試合展開は、ウェルター級ランキング3位のエドワーズが終始有利に進めていました。
人気差では、ディアスが大きくエドワーズ上回っていましたが、コンスタントに試合をしていたエドワーズが下馬評では有利という声が多く、私自身もエドワーズに分があるかなと思っていました。
エドワーズが試合を有利に進めながらも、フィニッシュすることはできずに試合が進んでいきます。
ディアスは血だらけになりながらも、効いた素振りを見せず、エドワーズも深追いはしません。
そして試合終了まで残り1分となったところで、試合の流れが一気にディアスに傾きます。
この試合で何度か出していた、右手で相手のガードをずらしてからの左ストレートがクリーンヒットします。
効いたエドワーズが後退し、それをディアスが中指を立て挑発しながら追っていきます。
結局エドワーズが少し回復し、組み付きなどで時間を稼ぎ、ディアスは仕留められずに試合が終わってしまい、エドワーズが判定で勝利しました。
エドワーズに効かしてから、挑発をせずに仕留めにいっていればディアスがTKO勝ちしていたかもしれません。
エドワーズが勝利したにもかかわらず、試合終盤のディアスの猛攻に観客は大盛り上がりです。
会場に来ていたジャスティン・ビーバーも頭を抱えます。
試合後、「試合に負けて喧嘩に勝った」という言葉を見ましたが、まさにその通りだと感じました。
ディアスが下馬評を覆し、エドワーズに勝利することが一番期待していたことですが、違う形でディアスらしさを感じることができとても満足しました。
ディアスは2021年で今回の試合しかしませんでしたが、事ある度にSNSで喧嘩を吹っかけています。
最近では、UFC269でチャールズ・オリベイラにチョークで一本負けしたポイエーに対して、ディするような発言をし、ポイエーとの対戦を要求しました。
それに対し、ポイエーも反応しており、2022年にポイエーVSディアスが組まれるかもしれません。
そうなると、とても楽しみで、エドワーズとの対戦より期待感があります。ぜひ実現してほしいです。
次はUFC264で行われたポイエーVSマクレガーです。
MMA界のスーパースターで、2020年の最も稼いだアスリートランキングでは数々の強豪を抑えて1位になったマクレガーが完敗してしまうという衝撃的な試合でした。
UFC二階級チャンピオンになるなど、かつてはMMA界の中心にいたマクレガーがポイエーに二連敗してしまい、一つの時代が終わったように感じました。
もちろんポイエーが弱い訳ではありませんが、かつてのマクレガーの強さからすると信じられない負け方をしました。
ポイエーと2度目の対戦をしたUFC257では、マクレガーがカーフキックで効かされ、動きが止まったところをポイエーが仕留め、3度目の対戦のUFC264ではマクレガーの足が破壊されポイエーが2連勝しました。
UFC257においては試合前からいつもと様子が違ったため、敗戦してしまったことを受け入れることができましたが、UFC264においては万全な状態で挑んだにも関わらず敗戦してしまい、マクレガーの価値が一気に下がったように感じました。
UFC264で足が破壊され立てなくなったため、オクタゴンのケージ際で座ったまま試合後のインタビューを受け、ポイエーに対して「これはドクターストップだ!」と言っておりマクレガー自身は負けを認めていませんでしたが、もう一度対戦しても高確率でポイエーが勝利しそうです。
少し話がずれますが、敗戦後のインタビューでもポイエーに挑発をするマクレガーに対して、中指を立てながらオクタゴンを後にするポイエーの奥さんは最高でした笑。
先日行われたUFC269のライト級タイトルマッチでオリベイラに敗戦したポイエーを、マクレガーがディアス同様SNSでディすっており、今でも因縁が続いていますが、さすがに4度目の対戦の可能性はなさそうです。
またマクレガーの体をSNSなどで見ているととても大きくなっており、もしかすると2022年は階級を上げてウェルター級で参戦するかもしれません。
実際にUFC246ではウェルター級マッチで、ドナルド・セラーニに勝利し、ウェルター級でも戦えることを証明しています。
ウェルター級に参戦するとなると、私の推しファイターのディアスとの3度目の対戦の可能性が出てきそうです。
とにかく、UFC264の一戦で2021年でマクレガーの価値は下がり、世代交代を感じさせる瞬間でした。
次回の後半ではポイエーとマクレガーの2人のような因縁関係にある両者の試合と、私が初めてMMAの試合で涙した下剋上の試合を語ります。
終わります。
UFC269 試合前予想
こんにちは。
今回は日本時間12月12日に行われるUFC269について語りたいと思います。
今回注目している試合はメインイベントのライト級タイトルマッチ、チャールズ・オリベイラVSダスティン・ポイエーです。
ついにこの時が来ました。
今回の試合は個人的にかなり楽しみにしていた試合です。
UFC262で行われたマイケル・チャンドラーとのライト級タイトルマッチで勝利し、悲願のチャンピオンになったオリベイラの初の防衛戦になります。
脅威的な柔術でのフィニッシュ力があり、最近では打撃のレベルも上がってきています。
実際に、UFC268でライト級ランキング1位のジャスティン・ゲイジーと壮絶な打ち合いをしたチャンドラーを相手に打撃でフィニッシュし、勝利しました。
絶対的王者だったハビブ・ヌルマゴメドフが引退し、今後ライト級はチャンピオンがコロコロと入れ替わる時代になると思われましたが、オリベイラが長期政権を築く予感を感じさせています。
しかし、それに待ったをかけようとしているのが、今回の試合の挑戦者ポイエーです。
永くUFCライト級のトップに居続け、何でもできるファイターです。
また、多くの格闘技ファンから愛されている人気ファイターの一人でもあります。
永くトップにいるファイターですが、まだ一度もUFCで正規のチャンピオンになったことがなく、今回の試合は何としても勝ちたい試合になります。
コナー・マクレガーとの抗争もありタイトル戦線に食い込むのに少し時間がかかりましたが、マクレガーに連勝したことは大きな自信となり、今回の試合に向けてプラスだったかもしれません。
そんな両者の予想される試合展開は以下の通りです。
- オリベイラの1R一本勝ち
- オリベイラの4R一本勝ち
- ポイエーの判定勝ち
- ポイエーの4RKO勝ち
この中でもポイエーが判定勝ちする可能性が高いと思います。
オリベイラの最強の武器である柔術をポイエーが完全に防ぐことができると予想します。
前述したようにポイエーは何でもでき、柔術もトップレベルで、一本負けの少ないファイターです。
オリベイラが柔術が得意であるということもあり、万全な対策をし試合に臨むと思います。
そのため一本負けの可能性は低いと考えます。
1Rから一本を狙おうとするオリベイラのプレッシャーを防ぎ、打撃でオリベイラを圧倒し、判定で勝利するという試合展開になると予想します。
もし、1Rからポイエーの打撃が当たり続けば4Rあたりにフィニッシュすることも考えられます。
オリベイラは常に右手のガードが高く、有効打をもらいにくいように見えますが、意外とポイエーの左ストレート又は左オーバーハンドがいくつかヒットするのではと思います。
打撃をもらいながら自分の打撃を当てにいくオリベイラですが、ポイエーは相手の打撃をもらわずに自分の打撃を当てにいきます。
オリベイラにとって、ポイエーがサウスポーということはマイナス要素なのではないでしょうか。
また、ポイエーが所属しているジムであるATTのお家芸、カーフキックがどこまで通用するかも楽しみです。
カーフキックに関しては、オリベイラも多用するため、序盤はカーフキックの打ち合いになりそうです。
反対にオリベイラが勝つ場合としては、やはり得意な柔術で一本勝ちすると予想します。
タイミングとしては、試合開始早々か試合終盤のポイエーの体力が落ちてきた時だと思います。
特に1Rで仕留める試合が多く、今回もその可能性はありそうです。
具体的な極め方としては、バックチョークかなと予想します。
オリベイラの、バックの取り方の美しさや素早さはUFC1と言っても過言ではありません。
また、オリベイラが有効打を当てる時は、前蹴りなどキック系の打撃だと思います。
打ち合いの状況になると、ポイエーよりオリベイラに分がありそうなので、打ち合いの展開になると面白そうです。
今回の試合でオリベイラが勝利すると初の防衛成功となり、ライト級で頭一つ抜ける存在になります。
現在のライト級チャンピオンはオリベイラですが、パウンドフォーパウンドランキングではポイエーが上という不思議な状態です。
そのため、オリベイラが勝利すれば正真正銘のチャンピオンとなります。
反対にポイエーが勝利すれば、長期政権の予感を感じさせます。
ポイエーは全てが高いレベルでできるファイターであり、ライト級の猛者たちすべてに勝利できる力があります。
2022年の2月にライト級ランキング3位のベニール・ダリウシュと4位のイスラム・マカチェフの対戦が予定されています。
この試合の勝者は、今回のオリベイラVSポイエーの勝者とタイトルマッチが行われることが予想されます。
どちらも強者ですが、少しだけポイエーに分があるように感じます。
いずれにしても、どちらがライト級の王座に君臨するのか楽しみです。
またUFC269ではセミメインイベントで、女子バンダム級タイトルマッチ、アマンダ・ヌネスVSジュリアナ・ペーニャが行われます。
他にも、元バンダム級チャンピオンのコーディー・ガーブラントやショーン・オマリーの試合が行われます。
それらの試合も楽しみです。
終わります。