RIZIN33 試合前予想
こんにちは。
今回は12月31日に行われるRizin33について語りたいと思います。
今回注目している試合は、バンダム級GP準決勝の2試合とフェザー級マッチです。
まずはバンダム級GP準決勝の2つを語ります。
対戦カードは朝倉海VS瀧澤謙太と扇久保博正VS井上直樹です。
そしてRizin33のメインイベントでは、この準決勝の勝者同士で決勝戦が行われます。
朝倉VS瀧澤はストライカー同士の戦いであり、KOが期待されます。
朝倉はRizin元バンダム級チャンピオンであり、今回のGP優勝候補筆頭のファイターです。
パンチの破壊力が魅力で、多くのファイターをKOで倒しており、現バンダム級チャンピオンの堀口恭司に対してカウンターをヒットさせるなど、ボクシングの上手さも兼ね備えています。
対する瀧澤はトリッキーな打撃が得意で、前戦の元谷友貴との試合では下馬評を覆すKO勝ちで、現在最も勢いがあります。
本人も発言していますが、ダークホース的存在です。
そんな両者の予想される試合展開は以下の通りです。
- 朝倉の1RKO勝ち
- 朝倉の判定勝ち
- 瀧澤の1RKO勝ち
この中でも朝倉が判定で勝利する可能性が高いと思います。
序盤から朝倉がプレッシャーをかけ、いくつか有効打を当て、ダウンを奪いながらも安定までもつれて朝倉が勝利するという試合展開になると予想します。
瀧澤の打撃はトリッキーであるため、朝倉が流れをつかむのに少し時間がかかりそうですが、しっかり対応できると思います。
またボディにいくつか有効打を当てると予想します。
しかし、もし瀧澤の打撃に対して対応が遅れれば、瀧澤が1Rで朝倉を喰うことも考えられます。
瀧澤が朝倉を倒す可能性はかなり高いと思っています。
瀧澤が倒す場合はハイキックなどのキック系と予想します。
この両者の戦いでグラウンドの展開が続くことは考えられませんが、仕掛けるなら朝倉がテイクダウンを奪うと思います。
この試合のあとに決勝があり、体力の消耗は逃れたいため、両者早期決着を狙って試合に臨みます。
KO決着が楽しみです。
次はもう一つのバンダム級GP準決勝、扇久保VS井上です。
扇久保はレスリングベースのファイトスタイルで、グラウンドコントロール能力が高いファイターです。
対する井上は何でもできるファイターで、今GP優勝候補の一人です。
ベテランVS若手という構図で、意地が勝つか勢いが勝つかという激アツな試合が期待されます。
そんな両者の予想される試合展開は以下の通りです。
- 扇久保の判定勝ち
- 井上の判定勝ち
- 井上の2RKO勝ち
この中でも井上が判定で勝利する可能性が高いと思います。
前述したように井上は高いレベルで何でもできます。
そのため勝つパターンがいくつも考えられ、どのような試合展開になっても井上が有利に試合を進めることができます。
特にスタンドでは扇久保に押される展開は考えられません、
したがって扇久保がグラウンドで勝負をするしかないことになります。
扇久保はテイクダウン能力は高く、井上からテイクダウンを取ることは可能であると思いますが、グラウンドで常に扇久保が井上をコントロールするとは思いません。
そのため、スタンドでは常に井上が有利に試合を進め、グラウンドの状態になってもすぐに立ち上がり、井上が試合を支配すると予想します。
決勝のことを考えて、井上が仕留めにいくようであれば2Rあたりに、パンチのコンビネーションでダウンを奪い、パウンドパンチで試合終了という展開になりそうです。
反対に扇久保が勝つ場合はやはり判定だと思います。
前述したように、扇久保はグラウンド能力が高く、今回も判定で勝利する場合はグラウンドで井上をコントロールする試合展開でしょう。
そのような試合展開になると少したいくつな試合になりそうです。
朝倉VS瀧澤とは違い、グラウンドの時間が多くなりそうですが、期待度はどちらの試合も高く絶対に見逃せません。
決勝戦がどのような組み合わせになるか分かりませんが、一番優勝する可能性が高いファイターは井上だと思います。
どのファイターも優勝する可能性はありますが、一番戦い方の引き出しが多い井上が優勝に近いように感じます。
今GPで優勝すれば、現バンダム級チャンピオンの堀口と戦うことが考えられます。
しかし、堀口は来年Bellatorのバンダム級GPに参戦することが決定しています。
そのため、いつ行われるかは不透明ですが、もし井上が優勝すればぜひ実現してほしいと思います。
堀口は朝倉と2度、扇久保と1度対戦しており、対戦経験のあるファイターより、初めて交わるファイター同士の対戦が見たいです。
とにかく今回のRizinバンダム級GPはとても楽しみです。
次はフェザー級マッチ、斎藤裕VS朝倉未来です。
この両者は二度目の対戦になります。
一度目の対戦では、斎藤が試合を有利に進め、判定で勝利しておりました。
朝倉は判定に不満がある様子で、斎藤との対戦を要求していました。
新型コロナウイルスの感染拡大により、外国人ファイターが入国できず、ファイターが限られている中この試合が組まれました。
齋藤はRizin初代フェザー級チャンピオンで、元修斗のチャンピオンでもあります。
齋藤は何でもできて、華はありませんが堅実な強さがあります。
前戦では、DEEPフェザー級チャンピオンの牛久絢太郎にカットによって敗戦しましたが、終始試合を有利に進めており、斎藤の強さを再認識しました。
対する朝倉はRizinの顔とも言える存在で、人気・実力ともにRizinではトップファイターの一人です。
朝倉のために作られたフェザー級のベルトを、斎藤に敗戦したことで逃しましたが、今回斎藤に勝利し、念願のチャンピオンを目指す戦いになります。
打撃が得意なファイターで、カウンターによる打撃を得意としています。
そんな両者の予想される試合展開は以下の通りです。
- 齋藤の判定勝ち
- 朝倉の判定勝ち
- 朝倉の2RKO勝ち
この中でも朝倉が判定で勝利する可能性が高いと思います。
前回朝倉は自分が勝ったと思っていたようでしたが、朝倉は手数がかなり少なく、朝倉が有利に試合を進めていたとは思いませんでした。
しかし、その後朝倉は積極的なスタイルを心掛け、斎藤戦後の弥益ドミネーター聡志戦ではKO勝利を収めました。
今回朝倉がどのようなスタイルで試合に臨むか分かりませんが、ドミネーター戦のような積極性なら勝利する可能性が高まりそうです。
また、積極的にいかずとも、斎藤のテイクダウンを防ぐことができれば、朝倉の勝つ可能性は高くなっていくと思います。
スタンドの打撃においては朝倉に分があり、斎藤は前回と同じように疲労感にある試合をすることになるかもしれません。
朝倉は斎藤の打撃をもらいながら自分の打撃を当ててダウンを奪い、要所でカウンターのパンチをヒットさせると予想します。
反対に斎藤が勝つ場合も判定だと予想します。
スタンドでは効いてしまうような有効打はもらわずに、自分の打撃だけを当て、テイクダウンを織り交ぜながら試合をコントロールすると思います。
前回の朝倉との対戦を見て、朝倉より優れている部分は勝ち方を知っていることだと思います。
前回は朝倉よりダメージはありながらも、要所でポイントをとり、斎藤に良い印象がつく戦い方をしました。
前回のようなスマートな戦いが今回もできれば、斎藤が勝つことも考えられます。
前回の対戦から1年程度しか経っておらず、朝倉が急激に成長していることは考えられません。
そのため、今回も前回と同じような試合展開になることは十分考えらえます。
今回の試合で斎藤が勝てば、次期フェザー級タイトルマッチの挑戦権は斎藤が得ることになるでしょう。
反対に朝倉が勝てば一気にタイトル挑戦が見えてきます。
クレベル・コイケが大人の事情で、最近試合に出ていないので、次のタイトル挑戦者は今回の試合の2人が一番ふさわしいと思います。
個人的に思っていることは、Rizinはクレベルを手放すべきではないということです。
あんなに強く、キャラクターのあるファイターは貴重であるため、今後もRizinで戦ってほしいと思います。
斎藤、朝倉、萩原京平に加えて、クレベルというキャラクターがいればより一層フェザー級が盛り上がります。
Rizin33でクレベルに関する何かしらの情報があるかもしれません。それも楽しみです。
Rizin33ではこれらの試合以外にも楽しみなカードがいくつかあります。
ライト級タイトルマッチ、ホベルト・サトシ・ソウザVS矢地祐介やバンダム級マッチ、元谷友貴VS金太郎の2つを個人的に楽しみにしています。
外国人ファイターができないため、大晦日にしてはインパクトに欠けますが、視聴率は例年通りの数字を取れるのではないかと思います。
終わります。