Rizin28 試合前予想
こんにちは。
今回は6月13日に行われるRizin28について語りたいと思います。久々のRizinです。
6月13日はUFC263も行われるため、格闘技好きにとっては最高な一日です。
3月に行われたRizin27以来の約3か月ぶりの大会になります。
今回注目している試合はバンダム級マッチ、石渡伸太郎VS井上直樹とメインイベントのフェザー級マッチ、朝倉未来VSクレベル・コイケです。
この2つの試合以外にもライト級タイトルマッチのトフィック・ムサエフVSホベルト・サトシ・ソウザやフェザー級マッチ、斎藤裕VSヴガール・ケラモフなども楽しみにしていますが、今回は詳しく語りません。
簡単に語ると、ライト級タイトルマッチはムサエフが打撃でソウザを圧倒し、KOで勝利、フェザー級マッチはケラモフが判定で勝利すると予想します。
大会数が少ない分、一つの大会に多くの注目試合があり、他にもたくさん語りたい試合がありますが、長くなりそうなのでやめときます。
まずはバンダム級マッチ、石渡伸太朗VS井上直樹から詳しく語っていきたいと思います。
この試合はRizinバンダム級GPの一回戦になります。
一回戦からこの二人が対戦するとは思いませんでしたが、石渡との対戦を選んだ井上の判断は個人的に素晴らしいと思います。
素人の私としては、このGPで優勝することにそれほど価値はないと考えます。
確かにこのGPに優勝すればタイトルマッチの挑戦権が与えられるかもしれませんが、このGPで求められることは一番のインパクトを与えることだと思います。
最近のRizinは、バンダム級の層が異常に厚く、多くのファイターが競い合っています。
その中で際立っているファイターが堀口恭司と朝倉海だと思います。
その他のファイターはほぼ同一線上にいると言っても過言ではないと思います。同一線上にいるからこそ、このGPが開かれ、同一線上にいないと考えた朝倉海が参加することに抵抗を示したんだと思います。
そのため、このGPに参加するファイターだけでなくRizinのバンダム級ファイターの中から頭一つ抜け出すために、このGPでインパクトを残す必要があります。
そこで、Rizinバンダム級の中でトップどころに位置している石渡を選んだ井上は賢い判断をしたと思いました。
石渡に勝利後も確実に強敵と対戦することになると思いますが、そのファイターも倒すことで堀口との対戦やさらに上の舞台での戦いを熱望されるようになります。
前置きが長くなりましたが、バンダム級GP一回戦で一番の盛り上がりが期待される試合展開の予想は以下の通りです。
- 井上の判定勝ち
- 井上の3R一本勝ち
- 石渡の判定勝ち
- 石渡の2RKO勝ち
この中でも井上が判定で勝利する可能性が高いと思います。
UFCの経験がある井上が打撃、寝技すべての局面で分があると思います。
23歳の若さでUFCの経験があり、前戦では元DEEPバンダム級チャンピオンの元谷友貴を1Rで倒すなど、若いファイター特有の勢いだけでなく、堅実な強さがあります。
その強さが石渡の経験や実力を超えてくると思います。
判定で勝利するパターンとしては、井上が序盤から打撃で石渡を圧倒し、中盤以降はテイクダウンも混ぜながらグラウンドでも圧倒すると思います。そして、石渡はなかなか突破口が見当たらず、3Rが終わってしまうと思います。
井上がフィニッシュするならば後半のラウンドでサブミッションによるものだと予想します。
井上はサブミッションによる決着が多く、今回もその可能性があると思いますが、石渡はグラウンドの対策を徹底してくると思います。
そのため井上による一本勝ちは、可能性があったとしても確率は低そうです。
反対に石渡が勝利する場合は判定ではなくKOで勝つ可能性が高いと思います。
石渡も井上と同様打撃が得意ですが、スタイルが違うと思います。
コンビネーションで相手を圧倒する井上に対して、石渡は一発で相手を倒す力があるため、井上が有利に試合を進めていても石渡が一気に試合をひっくり返す可能性があります。
石渡が仕留める場合は序盤ではなく中盤以降だと思います。
そしてより詳しく予想すると左フックがヒットし、効かせるもしくはダウンを奪うと思います。
あくまでも石渡が勝つ場合はこんな感じの予想です。
石渡は今回の試合が復帰戦になるため、ブランクの懸念点もあり、今回は厳しい試合になると思います。
次はメインイベントのフェザー級マッチ朝倉未来VSクレベル・コイケです。
フェザー級チャンピオンの斎藤の試合は3試合目で斎藤に負けた朝倉の試合がメインイベントになるという謎現象が起きていますが、しょうがないです。
今回地上波で放送がありますが、おそらく朝倉兄弟と那須川天心しか視聴者の需要がありません。
ライト級タイトルマッチでさえ、後ろから3試合目です。かわいそうに。
試合順に関しては思う所がありますが、これ以上は語りません。
今回朝倉はかなり厳しい試合になると思います。
打撃が得意な朝倉に対してクレベルは寝技が得意なファイターです。
またクレベルは寝技だけでなく、打撃でも勝負ができ、スタンドの展開で決して朝倉が有利とは言えないと思います。
そんな両者の予想される試合展開は以下の通りです。
- 朝倉の判定勝ち
- 朝倉の1RTKO勝ち
- クレベルの判定勝ち
- クレベルの2R一本勝ち
この中でもクレベルが2Rで一本勝ちする可能性が高いと思います。
クレベルはサブミッションによるフィニッシュ率が異常に高く、今回も寝技によるフィニッシュで決着がつくと思います。
クレベルはグラップラーですが、積極的にtタックルからテイクダウンを取りにいくタイプではなく、打撃を混ぜながら組み付いてグラウンドの展開にもっていく傾向にあります。
今回もそのような展開からグラウンドの攻防になると思います。
朝倉の柔術のレベルは未だ未知数であるため、クレベルの極めのプレッシャーに対してどれほど対応できるか分かりません。
そのため、クレベルの柔術に対応できるレベルならばサブミッションで決着がつくことはなく、終始クレベルがグラウンドでコントロールし、判定で勝利するかもしれません。
反対に朝倉が勝利する場合は打撃によるフィニッシュでの勝利だと予想します。
朝倉がスタンドの展開で必ずしも有利ではないと言いましたが、やはり一枚上手かなと思います。
特にカウンターのパンチをヒットさせる点は、朝倉の最も優れた点だと思います。
そして、クレベルはそのカウンターのパンチもらってしまう可能性が高いと思います。また、カウンターだけでなく、朝倉の打撃をかなりもらってしまうのではないかと思います。
クレベルは打たれ強いため、一発だけでは倒れないと思いますが、いくつかヒットすると危ないです。
Rizinのレフェリーはストップが早いため、クレベルがダウンしてからサブミッションによって一発逆転されるピンチも無いかもしれません。
また、クレベルがいくつかパンチをもらいダウンした場合は、無理に攻めることはせずに、スタンドの展開に戻し、再びダウンを奪う、といった展開が続き判定で勝利することも考えられます。
前述したように、クレベルは積極的にテイクダウンを取りにいきません。そのため、一度もグラウンドの展開にならずに試合が終わってしまうこともあると思います。
打撃のコンビネーションからクレベルが組み付き、朝倉が簡単に寝かされてしまうとは思いません。
一つ朝倉が注意すべき点はグラウンドに意識がいきすぎて、打撃をもらってしまうことです。
ストライカーとグラップラーの試合ではそのような展開になることが少なからずあります。打撃が得意なはずのストライカーが、逆にグラップラーに打撃で負けてしまいます。
それだけは避けてほしいです。
スタンドの展開で戦いたい朝倉とグラウンドの展開にもっていきたいクレベルの両者がどのように戦うのか非常に楽しみです。
この試合の勝者はおそらくタイトルマッチの挑戦権が得られると思います。
今回斎藤は試合をしますがノンタイトル戦なので、勝者は斎藤とタイトルマッチが行われるかもしれません。
しかし、もしケラモフが斎藤に勝った場合はケラモフとタイトルマッチとしてリマッチが行われるかもしれません。
その場合は少し待たなくてはいけませんが、大晦日にタイミングよく実現するのではないでしょうか。
UFC263終了後、興奮冷めやらぬうちにRizin28が始まります。最高な一日になりそうです。
終わります。