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UFC263 試合前予想

こんにちは。

 

今回は日本時間6月13日に行われるUFC263について語りたいと思います。

 

今回注目している試合は、メインイベントのミドル級タイトルマッチとウェルター級マッチの二つです。

 

まずはメインイベントのミドル級タイトルマッチから語ります。

 

対戦カードはイスラエル・アデサニヤVSマーヴィン・ヴェットーリです。

 

アデサニヤの長期政権が続くミドル級に新たな挑戦者が現れました。

 

私としてはヴェットーリより、ランキング1位のロバート・ウィテカーの方がタイトルマッチにふさわしいと思っていたので少し残念です。

 

アデサニヤは現ミドル級チャンピオンで、ミドル級でのMMA戦績は無敗です。

 

元々キックボクサーとして有名なファイターで、日本で言うと那須川天心のような存在だと思います。

 

MMAに転向してもキックボクシングの技術で相手を圧倒し、スタンドでは怖いもの無しのファイターです。

 

ミドル級のトップファイターにはほとんど勝利し、敵無し状態が続いていたため、二階級制覇を目指し、一つ上の階級であるライトヘビー級のタイトルマッチを行いましたが、現ライトヘビー級チャンピオンのヤン・ブラホヴィッチに敗北し、MMAで初の負けを経験しました。

 

正直素人の私は、アデサニヤが強すぎて、ライトヘビー級チャンピオンになると思っていましたが、さすがにブラホヴィッチを甘く見ていました。

 

無敵のイメージがあったアデサニヤでしたが、その試合でアデサニヤでも負けることがあることを認識しました。

 

そして今回の対戦相手のヴェットーリは、アデサニヤを打ち負かすことができるのではないかと言われています。

 

先日のUFCFightNightでミドル級ランキング14位のケビン・ホランドに勝利し、アデサニヤとの戦いを要求したことで今回のタイトルマッチが決定しました。

 

 ヴェットーリはチャンピオンになる前のアデサニヤと一度対戦したことがあり、負けはしましたが、判定で惜しい試合をしました。

 

そのため、今回の試合はヴェットーリが勝つという声が多いです。

 

これといった魅力はありませんが、強いです。

 

サウスポーのファイトスタイルで、打撃だけでなくグラウンドでも常に、有利に試合を進めます。

 

そんな両者の予想される試合展開は以下の通りです。

  • アデサニヤの判定勝ち
  • アデサニヤの1RKO勝ち
  • アデサニヤの4RKO勝ち
  • ヴェットーリの判定勝ち

 この中でもアデサニヤが4RでKOする可能性が高いと思います。

 

4RでKOする試合展開としては、序盤はヴェットーリに苦戦しながらも、上手く対応し、ヴェットーリが疲れ始めた4Rあたりでパンチがヒットするのではないかと思います。

 

前回もアデサニヤは、ヴェットーリに対してかなり苦戦しました。私は今回も少しは苦戦すると思います。

 

それでもミドル級のチャンピオンとして絶対的地位を築いているアデサニヤは、苦戦して負けるようなファイターではないと思います。

 

なにかしらの突破口を見つけ、フィニッシュをする展開までもっていくと思います。

 

もしくは、フィニッシュはできずとも、中盤以降はヴェットーリより多く打撃を当て、ヴェットーリのテイクダウンも防ぎ、試合を有利に進め判定で勝利することも考えられます。

 

また、アデサニヤが序盤からヴェットーリに対して苦戦するようなことがなければ1RでKOすると思います。

 

1RでKOする場合はアデサニヤがカウンターのパンチをヒットさせると予想します。

 

反対にヴェットーリが勝つ場合としては判定しかないと思います。

 

アデサニヤに対してKO又はサブミッションで勝利する試合展開が考えられません。

 

ヴェットーリは柔術が得意なファイターですが、アデサニヤから一本を取れるとは思いません。

 

アデサニヤのテイクダウンディフェンスは80%以上を誇り、簡単に寝技の展開に持っていける訳ではありません。取れるとしても後半のラウンドだと思います。

 

判定で勝利するパターンとしては、序盤に打撃でアデサニヤに負けずに、中盤以降ケージレスリングやテイクダウンからの寝技の展開で試合をコントロールし勝利するというパターンだと思います。

 

ヴェットーリが勝つ場合は少しつまらない試合になると予想します。

 

私は全くヴェットーリに期待していませんが、これでヴェットーリがアデサニヤを1RでKOしたら、MMA界は震撼すると思います。

 

 それぐらいヴェットーリが勝つ可能性は低いと考えますが、ヴェットーリがどのような戦術で挑戦するのか楽しみです。

 

次は今年一楽しみなファイトになります。ウェルター級マッチレオン・エドワーズVSネイト・ディアスです。

 

この試合が楽しみな理由は、私が大のディアス推しであるためです。

www.kimurarock.com

 

 私のディアス熱は上の記事で語っています。

 

そんなディアスが2019年の11月ぶりに試合をします。しかも相手はウェルター級ランキング3位のエドワーズです。

 

この試合はUFC263で最も注目されている試合と言っても過言ではないと思います。

 

メイン、セミメインでタイトルマッチをする4人のファイターはかわいそうですが、ディアスの試合の注目度には勝てません。

 

実際に、先日行われた試合前会見の観客はディアス目当てで来ているようなファンばかりでした。

 

またSNSを見てもディアスに関することばかりで、この試合を楽しみにしている人は私だけではありません。

 

アデサニヤとヴェットーリが何とかバチバチし合い、メインイベントとしての盛り上がりを作っていますが、イマイチです笑。

 

セミメインも、最も人気のないフライ級のタイトルマッチであり、Rizinなら3試合目にもってくるような注目度です。

 

そんなことはさておき、ディアスとエドワーズの試合を詳しく語っていきます。

 

両者この試合に勝利するとタイトルマッチの権利が得られるかもしれません。

 

ディアスはランキングにも入っていないにも関わらず、ランキング上位のファイターと今回戦うことになりました。

 

永く試合をしていないことからランキングには入っていませんが、経験や実力からしてウェルター級の中でも上位に位置するファイターだと思います。

 

ウェルター級チャンピオンのカマル・ウスマンも、エドワーズとディアスの勝者にはタイトルマッチの権利が与えられると発言していました。

 

そんな両者の予想される試合展開は以下の通りです。

  • エドワーズの判定勝ち
  • ディアスの判定勝ち
  • ディアスの4R一本勝ち

この中でもディアスが判定で勝利する可能性が高いと思います。

 

ディアス推しのため、ディアス贔屓の展開予想になってしまいそうですが、なんとか堪えながら予想していきます。

 

ディアスが判定で勝利する試合展開としては、終始試合をコントロールし、手数やグラウンドの攻防でエドワーズを上回り勝利するのではないかと思います。

 

両者打撃、寝技何でもできるファイターで、非常にレベルが高く、エキサイティングな試合が期待できます。

 

スタンドの展開でも、グラウンドの展開でも、両者フィニッシュする力があるため、フィニッシュする可能性が高いかもしれませんが、私は判定決着と予想します。

 

個人的に、両者は似ているように感じます。

 

ハードパンチャーというよりかは、コンビネーションの打撃で相手を圧倒します。

 

そのため、壮絶な打ち合いをすることが考えられ、お互いフィニッシュはできないのではないかと思います。

 

その中でも有効打はエドワーズの方が多く当てるかもしれません。

 

特にミドルキックやハイキックの打ち分けが上手く、それらをディアスはいくつかもらってしまうと思います。

 

しかし、ディアスはそれらのパンチをもらって負けてしまうような男ではありません。

 

効かされても中指を立てて前に出ていく男です。

 

フィニッシュするとしたらディアスが4Rあたりでサブミッションで勝利すると思います。

 

ディアスは寝技の展開になると、常に攻撃を仕掛け、一本を狙います。

 

そのため、序盤はエドワーズに対応されても、後半にエドワーズのスキをつき極めるのではないかと思います。

 

今回の試合、ディアスが負けてしまうという予想はかなり多いですが、コナー・マクレガーを倒した時も、ディアスが負けるという声が多かった中で、2Rで一本勝ちしました。

 

今回もそのような結果を期待します。

 

エドワーズの肘の攻撃によるディアスのカットでドクターストップ、という終わり方だけはやめてほしいです。

 

ウェルター級という化け物揃いのトップランカーに、ディアスが入ってきたときの展開は考えただけでゾクゾクします。

 

ディアスが勝利した場合、ウェルター級タイトルマッチを行うのもいいですし、ウェルター級ランキング7位のホルヘ・マスヴィダルBMFベルトをかけてリマッチをするのも良いと思います。

 

とにかく、ウェルター級チャンピオンのカマル・ウスマンの一強体制は崩すべきです。

 

そのためには、ディアスやカムザット・チマエフなど何かしらの変化材料が必要であり、ディアスには勝利してもらわなくてはいけません。

 

ウェルター級に変化が起きること、メイン・セミメインの試合がディアスの試合の盛り上がりに負けないことを願い、今回は終わります。