UFC271 試合前予想
こんにちは。
今回は日本時間2月13日に行われるUFC271について語りたいと思います。
今回注目している試合はメインイベントのミドル級タイトルマッチ、イスラエル
アデサニヤVSロバート・ウィテカーです。
両者の対戦は今回が二度目になります。
一度目の対戦はミドル級王座統一戦としてアデサニヤが暫定チャンピオン、ウィテカーが正規チャンピオンとして対戦し、アデサニヤが2RでKO勝ちしております。
今回はチャンピオンがアデサニヤ、ランキング1位で挑戦者としての立場になるのがウィテカーです。
前回はアデサニヤが芸術的なカウンターをヒットさせ完勝しました。
そしてそれ以降ミドル級のチャンピオンとして、ミドル級では無敗を誇ります。
ミドル級には敵がいないということで、敗戦はしてしまいましたが1階級上のライトヘビー級タイトルマッチにも挑戦しています。
アデサニヤはキックボクサーとして有名なファイターで、MMAでもトップクラスの打撃の持ち主です。
またテイクダウンディフェンスも強く、おそらく苦手であろうグラウンドの展開に、長い時間持ち込ませたことがありません。
打ち崩すのが難しいチャンピオンの一人です。
挑戦者ウィテカーもミドル級では長い間トップ戦線に居続けています。
アデサニヤに敗戦後、ミドル級のトップファイターと3試合しましたが、いずれも相手を完封し勝利しています。
空手仕込みの打撃が得意で、基本的に何でもできるファイターです。
また、ウィテカーはすごく人柄がよく私の推しファイターの一人です。
多くのファイターが様々なタトゥーをしていますが、個人的にウィテカーのタトゥーが一番好きです。
マンガのキャラクターに出てきそうなビジュアルも推しポイントです。
そんな両者の予想される試合展開は以下の通りです。
- アデサニヤの4RKO勝ち
- アデサニヤの判定勝ち
- ウィテカーの3R一本勝ち
- ウィテカーの判定勝ち
この中でもアデサニヤが4RKO勝ちする可能性が高いと思います。
アデサニヤが負ける様子が全くイメージできません。
特に打撃の面においては、ウィテカーであってもいくつか差があると思います。
そしてテイクダウンディフェンスも強いということから、あまりグラウンドの展開には持ち込ませず、序盤から打撃を当て続け4RあたりでKOすると予想します。
前回の対戦があり、ウィテカーは少し消極的な戦いをすると予想するため、前回のような早期決着は考えにくいです。
打撃を当てる場面としても、前回同様カウンターをいくつかヒットさせると思います。
もし予想以上にウィテカーが善戦すれば判定までもつれることも考えられますが、アデサニヤの方が勝つ可能性は高そうです。
反対にウィテカーが勝つ場合は一本勝ちが一番可能性が高そうです。
前回は全くグラウンドの展開がなく、ウィテカーがスタンドで勝負した結果完敗しました。
そのため、今回は戦い方を少し変えてくると予想します。
打撃とレスリングを組み合わせながらいくつか有効打をヒットさせ、タイミングよくテイクダウンに入り、すぐに極めにいくことが考えられます。
アデサニヤのグラウンドレベルも高いと思いますが、どちらかと言うとウィテカーに分がありそうです。
他の勝ち方だと、テイクダウンをいくつか奪い打撃もいくつかヒットさせアデサニヤをコントロールし判定で勝利という場合が考えられます。
スタンドの時間が長ければアデサニヤ、グラウンドの時間が長ければウィテカーに軍配が上がると思います。
今回の試合でアデサニヤが勝利すれば、もう相手はいません。
考えられる対戦相手としては、UFC272で対戦するミドル級ランキング3位のジャレッド・キャノニアか4位のデレク・ブランソンぐらいです。
この試合の勝者が圧倒的な強さを見せつければ、試合後に「メインの勝者と戦わせてくれ」と発言し次期タイトルマッチが決定的になるかもしれません。
実際にアデサニヤは2022年は3試合ぐらい戦いたいと発言しているため、すぐに試合が決定する可能性はあると思います。
しかし、その両者はウィテカーより勝つ可能性が低いです。
その他のファイターは直近でアデサニヤに敗戦しているため、すぐにアデサニヤと対戦することはなさそうです。
そのため、ウィテカーに勝利すれば2022年もアデサニヤは安泰かもしれません。
反対にウィテカーが勝利すれば、2022年のミドル級が少し盛り上がるかもしれません。
長期政権を築いてきたアデサニヤが負けるとなるとかなりの衝撃です。
今のミドル級ファイターの中では一番ウィテカーが勝つ可能性が高いので、とても楽しみです。
終わります。