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UFC272 試合前予想

こんにちは。

 

今回は日本時間3月6日に行われるUFC272について語りたいと思います。

 

今回注目している試合はウェルター級マッチ、コルビー・コヴィントンVSホルヘ・マスヴィダルです。

 

久しぶりに、ナンバーシリーズのメインイベントでタイトルマッチ以外の試合が行われます。

 

ナンバーシリーズのメインイベントがタイトルマッチにならないのは、かなりの注目度がある試合になります。

 

今回の試合が注目されている理由は、両者がもともと同門のジムで同居していたぐらいの仲の良さであったにも関わらず、今では犬猿の仲となっているからです。

 

同時に両者超人気のあるファイターであり、この試合はかなり前からファンの間で熱望されていたため、メインイベントでの試合が決定しました。

 

実際にこの試合と同じ大会でタイトルマッチを並べても、この両者のカードに比べると薄いかもしれません。

 

それぐらい今回の試合は注目度が高く、私自身も楽しみです。

 

現在ウェルター級はカマル・ウスマンの一強体制が続いており、ウェルター級のトップランカーのファイターはウスマンに次ぐ席を取り合っている状況です。

 

そして今の時点でウスマンに次ぐファイターがコヴィントンです。

 

前回のウェルター級タイトルマッチで、ウスマンVSコヴィントンの2回目が行われウスマンが判定で勝利し、この試合は2021年で印象的な試合の1つでした。

 

長い間因縁が続いていたウスマンとコヴィントンですが、前回の試合でとりあえず落ち着いたようです。

 

そのためコヴィントンはウスマンに噛みつくことをやめて、違うファイターとの因縁をつくっています。

 

コヴィントンは打撃とレスリングが得意なファイターで、一見派手なファイターのように見えますがファイトスタイルは丁寧なファイターで上手に試合を組み立てていきます。

 

今回も試合が始まるまでは、マスヴィダルを挑発するような態度を見せ、試合が始まると冷静に試合を展開させていくと思われます。

 

対するマスヴィダルもウスマンと2回対戦し、2回とも敗戦しています。

 

1度目の対戦は試合準備期間が短期間であったにも関わらず判定まで戦ったため、しっかりと準備ができた2度目の対戦はウスマンを負かすことができると期待されましたが、気持ちのいい失神KOされました。

 

そのためマスヴィダルもウスマンとの対戦を少しの間休むことが予想されます。

 

そんなマスヴィダルも打撃とレスリングが得意なファイターで、コヴィントンと似ているファイターだと思います。

 

マスヴィダルの方がコヴィントンより思い切りのいいファイターのイメージがあります。

 

そんな両者の予想される試合展開は以下の通りです。

  • コヴィントンの判定勝ち
  • コヴィントンの3RTKO勝ち
  • マスヴィダルの2RTKO勝ち

この中でもコヴィントンが判定で勝利する可能性が高いと思います。

 

とても楽しみなカードですが、高い可能性でコヴィントンが勝つと予想します。

 

コヴィントンのスマートさはUFCの中でもトップクラスで、勝ち方を知っています。

 

そのためコヴィントンは今回も序盤からマスヴィダルをコントロールし、完封勝ちをするのではないかと思います。

 

決して両者の実力がかけ離れているとは思いませんが、小さい差に見えて大きな差が空いているように感じます。

 

コヴィントンがもう少し思い切りのいいファイターであれば、マスヴィダルにもチャンスがあると思いますが、おそらくコヴィントンがマスヴィダルに対して最大限の注意を払って試合を展開させていくと思います。

 

そのため、スタンドの展開よりグラウンドの展開でコヴィントンがコントロールする時間が多いのではないかと思います。

 

もし序盤からマスヴィダルの体力を削ることができれば、3RあたりでKOすることも考えられます。

 

その場合はパンチでダウンを奪い、パウンドからのパンチでレフェリーストップという展開になると予想します。

 

反対にマスヴィダルが勝つ場合は、コヴィントンが予想していなかった角度のパンチが入り仕留めるという展開になることが一番考えられます。

 

真向から打ち合ってもマスヴィダルには勝機が見えないため、UFC239でベン・アスクレンを膝蹴りでKOしたような、奇天烈な打撃が必要になります。

 

マスヴィダルはそれをやってのけるファイターであるため十分可能性はあります。

 

マスヴィダルがコヴィントンに勝つことがあれば、ウェルター級は面白くなりそうです。

 

今後、現在タイトルマッチに一番近いウェルター級ランキング3位のレオン・エドワーズや評価が上がりつつあるベラル・ムハマッドなどとの対戦が予想されます。

 

前述したようにチャンピオンのウスマンとは二度対戦しているため、すぐにタイトルマッチを行うことは難しいですが、エドワーズやムハマッドに勝つとなるとまたタイトルマッチが見えてくるかもしれません。

 

反対に私の予想通りコヴィントンが勝てば、パウンドフォーパウンドランキングで上位に登り詰めてくることが考えられます。

 

現在パウンドフォーパウンドランキング1位がウスマンであるため、それに徐々に近づいていくことでコヴィントンも3度目のタイトルマッチが見えてきます。

 

いずれにしても両者ウスマンが何かの拍子にチャンピオンの座から脱落することを待つしかありません。

 

いつかのウスマンが脱落する日までウスマンの次の席を確保するために今回の試合は両者負けられません。

 

終わります。