素人が格闘技を語りたい

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2021年UFC 振り返り 前半

こんにちは。

 

今回は2021年のUFCを振り返っていきたいと思います。

 

今年も多くの熱い試合が行われ、多くのMMAファンを虜にしてきました。

 

その全ての試合を語りたいですが、さすがにそんな時間は無いため、エキサイティングな4試合を厳選し、前後半に分け語っていきたいと思います。

 

その4つの試合は、UFC263で行われたウェルター級マッチ、レオン・エドワーズVSネイト・ディアスUFC264で行われたライト級マッチ、ダスティン・ポイエーVSコナー・マクレガーUFC268で行われたウェルター級タイトルマッチ、カマル・ウスマンVSコルビー・コヴィントンUFC269で行われた女子バンダム級タイトルマッチ、アマンダ・ヌネスVSジュリアナ・ペーニャです。

 

前半では最初の2つを語ります。

 

まずはUFC263のエドワーズVSディアスです。

 

この試合を選んだ理由は、私の推しファイターのディアスが2021年で戦った唯一の試合であり、会場のボルテージが2021年で最も上がった瞬間があったからです。

 

試合展開は、ウェルター級ランキング3位のエドワーズが終始有利に進めていました。

 

人気差では、ディアスが大きくエドワーズ上回っていましたが、コンスタントに試合をしていたエドワーズが下馬評では有利という声が多く、私自身もエドワーズに分があるかなと思っていました。

 

エドワーズが試合を有利に進めながらも、フィニッシュすることはできずに試合が進んでいきます。

 

ディアスは血だらけになりながらも、効いた素振りを見せず、エドワーズも深追いはしません。

 

そして試合終了まで残り1分となったところで、試合の流れが一気にディアスに傾きます。

 

この試合で何度か出していた、右手で相手のガードをずらしてからの左ストレートがクリーンヒットします。

 

効いたエドワーズが後退し、それをディアスが中指を立て挑発しながら追っていきます。

 

結局エドワーズが少し回復し、組み付きなどで時間を稼ぎ、ディアスは仕留められずに試合が終わってしまい、エドワーズが判定で勝利しました。

 

エドワーズに効かしてから、挑発をせずに仕留めにいっていればディアスがTKO勝ちしていたかもしれません。

 

エドワーズが勝利したにもかかわらず、試合終盤のディアスの猛攻に観客は大盛り上がりです。

 

会場に来ていたジャスティン・ビーバーも頭を抱えます。

 

試合後、「試合に負けて喧嘩に勝った」という言葉を見ましたが、まさにその通りだと感じました。

 

ディアスが下馬評を覆し、エドワーズに勝利することが一番期待していたことですが、違う形でディアスらしさを感じることができとても満足しました。

 

ディアスは2021年で今回の試合しかしませんでしたが、事ある度にSNSで喧嘩を吹っかけています。

 

最近では、UFC269チャールズ・オリベイラにチョークで一本負けしたポイエーに対して、ディするような発言をし、ポイエーとの対戦を要求しました。

 

それに対し、ポイエーも反応しており、2022年にポイエーVSディアスが組まれるかもしれません。

 

そうなると、とても楽しみで、エドワーズとの対戦より期待感があります。ぜひ実現してほしいです。

 

次はUFC264で行われたポイエーVSマクレガーです。

 

MMA界のスーパースターで、2020年の最も稼いだアスリートランキングでは数々の強豪を抑えて1位になったマクレガーが完敗してしまうという衝撃的な試合でした。

 

UFC二階級チャンピオンになるなど、かつてはMMA界の中心にいたマクレガーがポイエーに二連敗してしまい、一つの時代が終わったように感じました。

 

もちろんポイエーが弱い訳ではありませんが、かつてのマクレガーの強さからすると信じられない負け方をしました。

 

ポイエーと2度目の対戦をしたUFC257では、マクレガーがカーフキックで効かされ、動きが止まったところをポイエーが仕留め、3度目の対戦のUFC264ではマクレガーの足が破壊されポイエーが2連勝しました。

 

UFC257においては試合前からいつもと様子が違ったため、敗戦してしまったことを受け入れることができましたが、UFC264においては万全な状態で挑んだにも関わらず敗戦してしまい、マクレガーの価値が一気に下がったように感じました。

 

UFC264で足が破壊され立てなくなったため、オクタゴンのケージ際で座ったまま試合後のインタビューを受け、ポイエーに対して「これはドクターストップだ!」と言っておりマクレガー自身は負けを認めていませんでしたが、もう一度対戦しても高確率でポイエーが勝利しそうです。

 

少し話がずれますが、敗戦後のインタビューでもポイエーに挑発をするマクレガーに対して、中指を立てながらオクタゴンを後にするポイエーの奥さんは最高でした笑。

 

先日行われたUFC269のライト級タイトルマッチでオリベイラに敗戦したポイエーを、マクレガーがディアス同様SNSでディすっており、今でも因縁が続いていますが、さすがに4度目の対戦の可能性はなさそうです。

 

またマクレガーの体をSNSなどで見ているととても大きくなっており、もしかすると2022年は階級を上げてウェルター級で参戦するかもしれません。

 

実際にUFC246ではウェルター級マッチで、ドナルド・セラーニに勝利し、ウェルター級でも戦えることを証明しています。

 

ウェルター級に参戦するとなると、私の推しファイターのディアスとの3度目の対戦の可能性が出てきそうです。

 

とにかく、UFC264の一戦で2021年でマクレガーの価値は下がり、世代交代を感じさせる瞬間でした。

 

次回の後半ではポイエーとマクレガーの2人のような因縁関係にある両者の試合と、私が初めてMMAの試合で涙した下剋上の試合を語ります。

 

終わります。