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UFC268 試合前予想

こんにちは。

 

今回は日本時間11月7日に行われるUFC268について語りたいと思います。

 

今回注目している試合はメインイベントのウェルター級タイトルマッチ、カマル・ウスマンVSコルビー・コヴィントンとライト級マッチ、ジャスティン・ゲイジーVSマイケル・チャンドラーです。

 

まずはメインイベントのウェルター級タイトルマッチから語ります。

 

チャンピオンのウスマンと挑戦者のコヴィントンは今回の試合が二回目の対戦になります。

 

前回はUFC245で対戦し、レベルの高いボクシングの攻防の末、ウスマンが試合終盤に打撃でフィニッシュし、勝利しました。

 

レフェリーに試合を止められたコヴィントンは不満顔でしたが、判定までもつれてもウスマンが勝利していたであろう試合で、コヴィントンを圧倒しました。

 

その後、ウスマンは化け物揃いのウェルター級で、永くトップに君臨し続け現在に至ります。

 

レスリングがバックボーンのファイターで、UFCトップレベルの試合支配能力があります。

 

最近は打撃も上手になり、先日はウェルター級ランキング6位のホルヘ・マスヴィダルを相手に失神KOで勝利しました。

 

反対にコヴィントンはウスマンに敗戦後、調子を落とすことなく、先日ジェイク・ポールに屈辱的敗戦を喫したタイロン・ウッドリーに勝利しています。

 

ファイトスタイルはウスマンと似ている印象があり、特にレスリングに関してはウスマンに劣らない力を持っています。

 

そんな両者の予想される試合展開は以下の通りです。

  • ウスマンの判定勝ち
  • ウスマンの3RKO勝ち
  • コヴィントンの1RKO勝ち

この中でもウスマンが3RKOで勝利する可能性が高いと思います。

 

前述したように前回は激しいボクシングの攻防が行われましたが、今回もそのような展開が期待できます。

 

しかし、今回は3Rあたりでウスマンがフィニッシュするのではないかと思います。

 

コヴィントンがウスマン、ウスマンがコヴィントンにテイクダウンを仕掛ける展開はあまり考えられません。

 

そのため、前回の試合同様序盤から激しい打撃の打ち合いになると予想します。

 

その中でも、ウスマンが多く有効打を当て、仕留めるでしょう。

 

ウスマンがマスヴィダルと二度対戦し、一度目の対戦の際は仕留めることができませんでしたが、二度目の対戦はしっかり仕留めました。

 

今回もコヴィントンとの一度目の対戦を参考にしながら、仕留めるプランを練り、それを完璧に遂行するのではないかと思います。

 

もし仕留めることができなくても、打撃で圧倒し、試合を有利に進め、判定で勝利することも考えられます。

 

反対にコヴィントンが勝つ場合は、1RKO勝ちと予想します。

 

前回の対戦ではコヴィントンも良いパンチを多くヒットさせていました。

 

そのため、今回の試合でもウスマンに多く打撃を当てる可能性はあります。

 

また、一度ウスマンと対戦しているため、ウスマンの伸びるパンチに対して免疫があり、簡単に打撃をもらい続けることも考えづらいかなと思います。

 

それでも5R圧倒することはないと考えるため、コヴィントンがウスマンに勝つチャンスは1Rしかないと思います。

 

展開としては、ジャブの打ち合いから、コヴィントンのパンチがヒットし、ぐらつくウスマンに追い打ちをかけ、レフェリーが試合を止め、勝利という感じでしょうか。

 

コヴィントンはわざとファンが盛り上がるようなことを言っていますが、頭の中は冷静に物事を考えています。

 

そのため今回も、緻密な作戦を立ててくるかもしれません。ウスマンにとってコヴィントンは決して油断できない相手です。

 

ウェルター級チャンピオンでありながら、パウンドフォーパウンドランキングでもトップに位置するウスマンを倒すことはかなり難しいことです。

 

しかし、コヴィントンはそれをやってのける可能性を持ちます。

 

もしコヴィントンが勝つようなことがあれば、今年一の衝撃になるでしょう。

 

この試合でコヴィントンが勝つとウェルター級は盛り上がりを増しますが、ウスマンが勝ってもウェルター級は面白くなりそうです。

 

なぜなら、ウェルター級には化け物がうじゃうじゃいるからです。

 

UFC269ではウェルター級ランキング3位のレオン・エドワーズVS6位のホルヘ・マスヴィダルが予定されています。

 

おそらくその試合の勝者はかなりタイトルマッチに近づきます。

 

また2位のギルバート・バーンズも自分の順番をよだれを垂らしながら待っています。

 

さらに先日のUFC267で期待の新星カムザット・チマエフが脅威的な強さを見せつけました。

 

ウスマンに安息の地はありません。

 

ウェルター級の今後の動向が決まる重要な一戦楽しみです。

 

次はライト級マッチです。

 

ライト級ランキング2位のゲイジーは、レスリングが得意ですが、打撃でも積極的に勝負をするファイターでエキサイティングな試合をします。

 

前戦ではライト級タイトルマッチとして、UFC元ライト級チャンピオンのハビブ・ヌルマゴメドフにキャリア初の一本負けを喫しており、今回が復帰戦になります。

 

対するチャンドラーはランキング5位のファイターで、元Bellatorライト級チャンピオンです。

 

チャンドラーもレスリングが得意ですが、打撃もできるファイターです。

 

チャンドラーも前戦で、チャールズ・オリベイラに敗戦し、タイトル獲得を逃しており、ゲイジー同様復帰戦になります。

 

そんな二人の試合の展開予想は以下の通りです。

  • ゲイジーの3RTKO勝ち
  • ゲイジーの5RTKO勝ち
  • チャンドラーの1RKO勝ち

この中でもゲイジーが3RでTKO勝ちする可能性が高いと思います。

 

両者フィニッシュ率が高く、今回の試合もフィニッシュがあると思います。

 

チャンドラーは一発で仕留めるタイプのファイターですが、ゲイジーはじわじわ相手を追い詰めてフィニッシュに向かいます。

 

今回もそのような展開でゲイジーがチャンドラーを仕留めるのではないかと思います。

 

序盤からローキックを多用し、パンチも当て続け、2R終盤から徐々にチャンドラーを追い詰めて、3Rにフィニッシュすると予想します。

 

チャンドラーはBellatorにいた時から、ローキックを効かされてしまう場面が目立ちます。

 

ゲイジーもローキックを多用するファイターで、前戦のヌルマゴメドフ戦でもローキックを軸に組み立て、いくつか良いパンチを入れていました。

 

ゲイジーの戦法が上手くハマれば3Rより早く仕留めることもあります。また、チャンドラーが予想以上にゲイジーに対して善戦すれば仕留めるにはもう少し時間がかかりそうです。

 

いずれにしても、判定決着の可能性は低いと考えます。

 

反対にチャンドラーが勝つ場合はやはり序盤の1RKO勝ちと予想します。

 

これまでも1Rで試合を決めていることが多く、今回もチャンドラーが勝つなら1RKOだと思います。

 

ゲイジーは少し打撃が粗い印象があります。

 

そのため、大振りのゲイジーに的確なパンチをヒットさせ、ゲイジーがぐらつく場面は想定できます。

 

KO負けの少ないゲイジーに、KOを喰らわしてしまう可能性があるファイターがチャンドラーと考えます。

 

ライト級は非常に層が厚いですが、一発の破壊力においてはチャンドラーがライト級の中でトップレベルだと思います。

 

実際にライト級チャンピオンのチャールズ・オリベイラもTKO負けしてしまいそうな場面がありましたし、UFCデビュー戦ではライト級ランキング8位のダン・フッカーに衝撃的なKO勝ちを収めました。

 

お互いレスリングが得意なため、今回の試合でグラウンドの展開があったとしても、さほど試合の状況を変えるような展開にはならないでしょう。

 

もしグラウンドの展開が勝敗を左右するならば、ゲイジーが一本を取るような展開があるかもしれません。

 

しかし可能性は低いと考えます。

 

今回の試合の勝者は次期タイトルの挑戦者になるとは思いません。

 

お互いに前戦でタイトルマッチを落としており、一回勝利しただけでまたタイトルマッチとは考えにくいです。

 

ライト級ランキング3位のベニール・ダリウシュが7連勝、4位のイスラム・マカチェフが9連勝と、他のファイターの方がタイトルにふさわしいような気がします。

 

考えられるのは、ゲイジーとチャンドラーの勝者がダリウシュやマカチェフと戦い、一つ頭抜けたファイターが次期タイトル挑戦者になるということです。

 

UFC269ではライト級タイトルマッチとして、チャールズ・オリベイラVSダスティン・ポイエーが行われます。

 

この試合も今後のライト級のトップ戦線に影響を与えます。

 

2022年に向けて、誰が一番アピールをするのか楽しみです。

 

UFC268では語った二つの試合以外にも楽しみなカードがあります。

 

それはセミメインイベントに行われる女子ストロー級タイトルマッチ、ローズ・ナマユナスVSジャン・ウェイリーが行われます。

 

前戦では、ナマユナスが1Rで衝撃的なKOでウェイリーを倒しています。

 

今回は歴史に残るような名勝負が見れるのではと期待しています。

 

終わります。