Rizin30 感想戦
こんにちは。
今回は9月19日に行われたRizin30について語りたいと思います。
今回注目していた試合はバンダム級マッチ、扇久保博正VS大塚隆史とライト級マッチ、武田光司VS矢地祐介です。
試合前の予想などは下の記事で語っています。
まずはバンダム級マッチから語ります。
Rizin30ではバンダム級GPの二回戦が四試合行われ、扇久保VS大塚の試合はその試合の一つになります。
下馬評では扇久保有利の声が多く、私自身も判定で扇久保が勝利すると予想していました。
それでも決して大きな差があるわけではなく、どちらが勝ってもおかしくない試合でした。
この試合が終わって一番初めに感じたことは、意外に見合う展開が多かったなということです。
扇久保より大塚の方が慎重な戦い方で、手数も少なかったように感じます。
それでも1Rにはパンチをヒットさせ、扇久保が少し効いてしまう場面がありました。
また、3Rにはテイクダウンもとり、予想以上に大塚が善戦をしていたと思います。
実際に試合終了直後は、判定結果に自信があるような表情が見られました。
しかし、扇久保の方が打撃を多く当て、スタンドでは有利に試合を進め、判定で扇久保が勝利しました。
この試合以外のバンダム級GP二回戦の試合も、接戦の試合が多く、次の準決勝・決勝が楽しみです。
優勝候補の朝倉海や井上直樹も、今回の試合はかなり苦戦しており、負ける姿が想像できなかった両者でしたが、意外にも優勝するファイターは分からなくなってきました。
次の対戦の組み合わせがどのように決まるのか分かりませんが、朝倉VS瀧澤謙太と扇久保VS井上がいいのではないでしょうか。
Rizin運営側としても視聴率を取るために、朝倉と井上は準決勝で戦わせないと考えます。
次はライト級マッチ、武田VS矢地です。
新型コロナウイルス感染拡大によって外国人選手が入ってこれない今、この試合はタイトル挑戦をかけた大きな試合でした。
武田はRizinで勝利を重ね、個人的に一番タイトル挑戦に近いファイターだと思っていて、反対に矢地はタイトル挑戦にはまだ遠いと思っていました。
そのため今回の試合は武田の判定勝ちと予想していました。
しかし、試合は矢地が終始試合を有利に進め判定で勝利しました。
1R開始直後、飛び膝蹴りをヒットさせます。
武田は急所は外れますが、心理的にもだいぶ効いたのではないかと思います。
それでも武田は冷静にその後の展開に対応し、ジャーマンスープレックスからグラウンドの展開になり、アームロックを狙います。
だいぶ極まっているように見えましたが、矢地はタップしません。
そして、洗濯ばさみのように絞めにいきましたが、極まることもなくスタンドの展開に戻ります。
その後は武田が打撃を打ちながら前進しコーナーに追い込んだところで組み付き、レスリングの展開になるというパターンが繰り返されます。
その展開から武田はテイクダウンを狙いますが、なかなか倒せず、反対に矢地が膝蹴りなどでいくつか有効打をヒットさせます。
そして武田は矢地に対して有効な攻撃ができずに、試合が終わってしまいました。
ダメージなどで判定のポイントがつくRizinルールであるため、武田にポイントがつかず、ダメージを与えていた矢地が勝ったという印象です。
矢地は今回の試合に勝利したことでタイトルマッチがかなり近づきました。というかほぼ確定でしょう。
大晦日はバンダム級GP、ライト級タイトルマッチ、フェザー級タイトルマッチ、朝倉未来で視聴率を取りに行くと思います。
負けてしまった武田はあと一歩のところでコケてしまいました。
もう少しきれいな戦い方をしてもよかったかなと思います。
打撃を混ぜながらテイクダウンを狙う所も見たかったです。
またタイトル挑戦に向けて頑張ってほしいです。
終わります。