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UFC267 試合前予想

こんにちは。

 

今回は日本時間10月31日に行われるUFC267について語りたいと思います。

 

今回注目している試合はセミメインイベントのバンダム級暫定タイトルマッチ、ピョートル・ヤンVSコーリー・サンドヘイゲンとライト級マッチ、イスラム・マカチェフVSダン・フッカーです。

 

まずはバンダム級マッチから語ります。

 

現在バンダム級チャンピオンはアルジャメイン・スターリングですが、怪我による長期欠場で今回の暫定チャンピオンを決める試合が決定しました。

 

スターリングはUFC259で今回試合をする元チャンピオンのヤンに反則勝ちをしています。

 

ヤンが試合を有利に進めていたにも関わらず、反則行為をしてしまったため、チャンピオンが入れ替わることになりました。

 

そのような経緯もあり、ベルトはスターリングが持っていますが、実質ヤンがチャンピオンという声が多いです。

 

ヤンのUFCにおける戦績は、スターリングに負けた一敗を含まなければ無敗です。

 

全ての局面で勝負ができ、ロシア出身ということもあり、体も強く体力もあります。

 

スターリングとのリマッチが実現すれば、今度は高い可能性で勝ちます。

 

対するサンドヘイゲンは打撃が得意なファイターで、ヤンに比べてファイターとして華があります。

 

前戦ではUFC元バンダム級チャンピオンのTJ・ディラショウに敗戦してしまいましたが、ディラショウの怪我により今回のタイトルマッチのチャンスが回ってきました。

 

そんな両者の予想される試合展開は以下の通りです。

  • ヤンの判定勝ち
  • サンドヘイゲンの1RKO勝ち

この中でもサンドヘイゲンが1RKO勝ちする可能性が高いと思います。

 

そして、それは膝蹴りによるフィニッシュと予想します。

 

サンドヘイゲンは膝蹴りによる有効打が多く、反対にヤンは膝蹴りをもらってしまう機会が多いです。

 

これまでヤンは膝蹴りをもらっても、効いた様子を見せずに中盤以降盛り返し、勝利していますが、サンドヘイゲンは膝蹴りでフィニッシュできずとも、膝蹴りを交えた打撃のコンビネーションでヤンを追い込むことができると思います。

 

1Rで仕留めることはできずとも、序盤にフィニッシュする可能性はあります。

 

お互い慎重なファイターであるため、序盤は見合う展開が続くと思いますが、サンドヘイゲンの膝蹴りで一気に試合が動くかもしれません。

 

また今回の試合、身長差があり、身長が高いサンドヘイゲンは比較的戦いやすく、その点では有利だと思います。

 

反対にヤンが勝つ場合は判定と予想します。

 

前述したように、ヤンは慎重なファイターで、スロースターターです。

 

そのため、サンドヘイゲンの膝蹴りに対して対応でき、大きなダメージをもらわなければ、中盤以降自分の戦いを貫き、テイクダウンを混ぜながらサンドヘイゲンをコントロールし勝利するでしょう。

 

序盤にサンドヘイゲンがフィニッシュできなければ、ヤンが勝つ可能性が高くなっていくと思います。

 

バンダム級のトップ戦線は横一線と考えます。

 

誰がチャンピオンになってもおかしくない状況で、今回の試合でどちらかが圧倒的に勝つという展開は考えられません。

 

現在のバンダム級においてチャンピオンはコロコロ変わるのではないかと思います。

 

それでもチャンピオンという称号を手に入れるために、熱いファイトを期待します。

 

次はライト級マッチ、イスラム・マカチェフVSダン・フッカーです。

 

ライト級ランキング5位と6位の戦いになります。

 

5位のマカチェフはUFC元ライト級チャンピオンのハビブ・ヌルマゴメドフの弟分で、ヌルマゴメドフを彷彿とさせる戦いをします。

 

UFCで着々と勝利を重ね、ようやくタイトルが見えてきました。

 

対戦相手のフッカーはキックボクシングベースの打撃で、スピード感のある戦いをします。

 

フッカーは先月試合をしたばかりですが、今回試合をすることになり、準備期間が少ない点は今回不安要素ではありますが、自信があったからこそ受けたのでしょう。

 

そんな二人の予想される試合展開は以下の通りです。

  • マカチェフの判定勝ち
  • マカチェフの3R一本勝ち
  • フッカーの判定勝ち

この中でもマカチェフが判定で勝利する可能性が高いと思います。

 

この試合は3Rということもあり、マカチェフが試合を有利に進めていく可能性が高そうです。

 

マカチェフのテイクダウン能力はヌルマゴメドフに引けをとらず、UFCでもトップクラスと感じています。

 

フッカーのテイクダウンディフェンスは強いですが、マカチェフのテイクダウンから逃れることはできないと予想します。

 

できたとしても序盤だけで、中盤以降テイクダウンをとり、グラウンドでコントロールし判定で勝利すると予想します。

 

打撃が得意なフッカーに対して、打撃で勝負することは考えにくいでしょう。

 

また、試合の終盤にマカチェフが一本で勝つ可能性もあると思います。

 

反対にフッカーが勝つ試合展開としては、打撃でマカチェフを圧倒し、グラウンドでコントロールされる時間を最小限に抑え判定で勝利する場合だと予想します。

 

マカチェフはヌルマゴメドフ同様打たれ強く、KOされる可能性は低いと考えます。

 

しかし、フッカーの打撃に押される展開は十分考えられます。

 

フッカーの得意な打撃のコンビネーションで、パンチ・キックを混ぜ遠い距離から有効打を当て続け、マカチェフにとって戦いづらい展開が理想です。

 

前述したように3Rであるため、1、2Rをフッカーが有利に進め、逃げ切る形で勝利する展開になると思います。

 

今回の試合の勝者は、今後ライト級のトップランカーの猛者達と対峙することになります。

 

ライト級は絶対王者ヌルマゴメドフがいなくなっても層が厚く、最もレベルの高い階級です。

 

UFC268ではライト級ランキングの2位のジャスティン・ゲイジーVS4位のマイケル・チャンドラーUFC269ではライト級タイトルマッチとして、チャールズ・オリベイラVS1位のダスティン・ポイエーが予定されています。

 

今後もライト級から目が離せません。

 

今回試合展開予想した二つの試合以外にも、UFC267ではいくつか注目試合があります。

 

UFC267のメインイベントでは、ライトヘビー級タイトルマッチ、ヤン・ブラホヴィッチVSグローバー・テイシェイラが行われます。

 

おそらくテイシェイラの次のタイトル挑戦者は、Rizin元ライトヘビー級チャンピオンのイリー・プロハースカだと思います。

 

そしてプロハースカが勢いにのってチャンピオンになる可能性は非常に高いと思います。その日まで待ちましょう。

 

さらに先日引退宣言をしていた、注目の新星カムザット・チマエフも試合をします。

 

相手はウェルター級ランキング11位のリー・ジンリャンです。

 

リーは個人的に強いと思っているファイターで、今回の試合でチマエフが圧倒的に勝つと、ウェルター級チャンピオン、カマル・ウスマンの一強体制を崩す希望が見えると思います。

 

リーに負けるようだと、少しチマエフに幻想を抱き過ぎていたかなと思うでしょう。

 

ショーン・オマリーには幻想を抱いていました。

 

このようにUFC267は注目試合が目白押しで、楽しみです。

 

終わります。