UFC258
こんにちは。
今回は日本時間2月14日に行われるUFC258について語りたいと思います。
今回の大会の注目試合はメインイベントのウェルター級タイトルマッチ、カマル・ウスマンVSギルバート・バーンズです。
この組み合わせはUFC251で組まれましたが、バーンズのコロナ陽性反応により流れていました。そして再び組まれました。
ウスマンはウェルター級チャンピオンで、UFCでは無敗の絶対王者です。レスリングをバックボーンに常に相手を圧倒して勝利します。
過去には元ウェルター級暫定チャンピオンでランキング1位のコルビー・コヴィントン、3位のレオン・エドワーズ、4位のホルヘ・マスヴィダル、元ウェルター級チャンピオンで7位のタイロン・ウッドリーに勝利しています。
特徴としては驚異的なレスリング能力で、ウスマンのテイクダウンディフェンスは100%です。誰もウスマンからテイクダウンを奪えていません。
ライト級チャンピオンで、幼少期は熊とレスリングをするほどのハビブ・ヌルマゴメドフでさえも84%です。
レスリングが得意なマスヴィダルも、レスリングの展開ではウスマンにコントロールされました。
またレスリングだけに注目されがちですが、打撃も強くコヴィントンに対しては打撃の攻防だけで勝利しています。
また、試合直前にオクタゴンの中でファイター同士が向き合い、レフェリーがルールを言う時のウスマンの佇まいがめちゃくちゃカッコいいです。
ここからは個人的意見ですが、ウスマンの試合は面白くない試合が多いです。
レスリングが強いため、ずっと組みの展開で相手をコントロールし、全く動きのない試合になることがあります。
私はウスマンに、強いけどおもしろくないファイターという印象を持っています。
そして、強すぎるためウスマンの負ける姿が見たいという感情もあります。
今回の対戦相手のバーンズにはその希望もあり、倒す可能性も高いと思っています。
バーンズはウスマン同様、レスリングも強いですが、一番の特徴としては柔術が強いことです。色々な柔術の大会で優秀な成績を残しています。
これまでに元ウェルター級チャンピオンのタイロン・ウッドリーやウェルター級ランキング8位のデミアン・マイアに勝利しています。
前回の試合で当時ランキング1位のウッドリーに勝利したことから一気にタイトル戦線に食い込んできました。
6連勝と勢いに乗っていて、挑戦者としては申し分ないと思います。
また今までのタイトル挑戦者と違う部分で、バーンズには期待ができるポイントがあります。
それは二人とも同じジムに所属しているということです。
ウスマンもバーンズもサンフォードMMAというジムに所属していて、普段一緒に練習しています。
ちなみに、UFC257でダン・フッカーに勝利したマイケル・チャンドラーや、現在、日本人男子では唯一のUFCファイター、佐藤天もサンフォードMMAです。
そのためウスマンの弱点やら癖を知っている可能性があります。
もちろんそれはお互い様ではありますが、ウスマンを倒す道筋は今までの挑戦者より立っていると思います。
同じジムということもあり、これまでのタイトルマッチとは少し違う雰囲気で行われそうなので、私はとてもワクワクしています。
バーンズでもウスマンを倒すことができなかった場合、素人目線だとスティーブン・トンプソンあたりが倒す可能性があるのではないかと思います。
トンプソンは空手がバックボーンのため、少しトリッキーな動きをします。まともにウスマンと戦っても勝ち目が見えないので、トリッキーな戦い方をするファイターなら可能性があるんじゃないかと思います。
さらに、最近はカムザット・チマエフというファイターが頭角を現してきました。
ウスマンがチャンピオンの座から引きずり降ろされる日もそう遠くはないと思います。
試合展開の予想はまた今度語ります。
終わります。