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Rizin30 試合前予想

こんにちは。

 

今回は9月19日に行われるRizin30について語りたいと思います。

 

Rizin29以来、約3か月ぶりの大会になります。

 

バンダム級GPの二回戦に加え、元K-1ファイターのMMAデビュー、元UFCファイター同士の戦いなど興味深い試合が目白押しです。

 

その中でも、今回注目している試合はバンダム級GP二回戦の一つ、扇久保博正VS大塚隆史とライト級マッチ、武田光司VS矢地祐介です。

 

まずはバンダム級マッチ、扇久保VS大塚から語ります。

 

この試合は百戦錬磨のベテラン対決になります。

 

この試合で派手な試合は見れないかもしれませんが、かなりレベルの高い攻防が見られると思います。

 

扇久保は修斗元フライ・バンダム級チャンピオンで、レスリングが得意なファイターです。

 

打撃をもらいながらも、自分の打撃を当て、タイミング良くテイクダウンをとり、試合を完全にコントロールします。

 

そのため判定勝利が多いファイターです。

 

対する大塚はDEEP元バンダム・フェザー級チャンピオンで、扇久保同様レスリングが得意なファイターです。

 

 扇久保に比べると、大塚の方が打撃スタイルのファイターという印象があります。

 

そんな両者の予想される試合展開は以下の通りです。

  • 扇久保の判定勝ち
  • 扇久保の3RTKO勝ち
  • 大塚の判定勝ち
  • 大塚の1RTKO勝ち

この中でも扇久保が判定で勝利する可能性が高いと思います。

 

レスリングが得意な両者ですが、今回の試合は壮絶な打ち合いが見られるのではないかと思っています。

 

両者レスリングが得意だからこそ、レスリングの展開ではなく打撃の展開になると予想します。

 

そして、お互い打ち合いを好むファイターであるため、ベテラン同士の意地の打ち合いが見られると期待しています。

 

実際に扇久保はRizin20において、パンクラス元バンダム級チャンピオンの石渡伸太朗と壮絶な打ち合いを繰り広げました。

 

 同様に大塚もいくつもの打ち合いの中でダウンを奪うパンチをヒットさせてきました。

 

打ち合いになった場合、お互い有効打は当てると思いますが、打たれ強さの面やヒット数で扇久保が大塚を上回るのではないかと思います。

 

寝技の展開になることもあると思いますが、動きのない展開が続く可能性が高いです。

 

他のバンダム級GP二回戦の試合は、殺傷能力の高いファイターが多く、早めの決着が予想されますが、この試合は泥臭い試合が行われるのではないかと思います。

 

扇久保も大塚もMMAの中ではベテランの域にいます。

 

タイトル戦線に食い込むためには今回の試合、また今回のGPは落とせません。

 

勝てずとも大きなインパクトを残す必要があります。

 

そのような背景もあり、この両者の今回の試合に懸ける思いは大きいと思います。だからこそエキサイティングな試合も期待できます。

 

本人達も発言していまいたが、塩と塩の試合は糖になると思います。

 

次はライト級マッチ、武田VS矢地です。

 

6月に行われたRizin28でライト級チャンピオンが誕生し、今後一層盛り上がりが期待できる階級の、タイトル挑戦をかけた試合になります。

 

今回の試合が決まった際、矢地は本当に恵まれてるなと思ってしまいました。

 

矢地は先日修斗ライト級チャンピオンの川名雄生に勝利し、連敗を止めたばかりです。

 

個人的にこれからまた一つずつ階段を上ってタイトル挑戦と思っていましたが、一気にタイトルが目の前にあります。

 

外国人選手の出場が難しい今、武田に勝利した場合、ライト級チャンピオンのホベルト・サトシ・ソウザとタイトルマッチが行われる可能性が高いです。

 

矢地はRizin22でサトシと対戦し、1Rで何もできずに敗戦しており、もう一度戦った時に、サトシに勝てる可能性があるとしても低いと思います。

 

対する武田は現在4連勝中で、修斗ライト級チャンピオンの川名とパンクラスライト級チャンピオンの久米鷹介に勝利しており、個人的にタイトル挑戦に今一番近いファイターだと思っています。

 

武田はレスリングが得意で、打撃でも勝負ができるファイターです。

 

対する矢地もレスリングが得意なファイターです。

 

そんな両者の予想される試合展開は以下の通りです。

  • 武田の判定勝ち
  • 矢地の判定勝ち

 

この中でも武田が判定で勝利する可能性が高く、どのような展開になってもどちらかがフィニッシュする可能性は低いでしょう。

 

スタンドでもグラウンドでも武田が常に有利に試合を進めると予想します。

 

両者にそこまで差はないと思いますが、どのような試合になっても武田に分があるのではないかと思います。

 

武田が判定で勝利するパターンとしては、序盤はスタンドで勝負し、要所でテイクダウンを奪い、最後まで矢地が武田を圧倒する場面は無く、判定で勝利するのではないかと思います。

 

決して武田の打撃が上手いとは思いませんが、いくつか有効打をヒットさせると思います。

 

川名と戦う前の矢地ならば武田が勝つ可能性は非常に高かったですが、川名戦の矢地は少し強くなっているような気がしました。

 

矢地はローキックやハイキックから入るイメージが強かったですが、前回の川名戦ではパンチを多く打ち、これまでに比べると積極的な姿勢がありました。

 

そのため、今回も武田に対してパンチを積極的に打ち、ヒットし続ければ、打撃で試合を有利に進め判定で勝利するかもしれません。

 

しかし、矢地はパンチをもらいやすく、今回も武田のパンチはいくつかヒットすると思います。

 

そのパンチに押されずに自分の戦い方ができれば、矢地が勝つ可能性はかなり高くなると思います。

 

またお互いレスリングが得意ですが、この点も武田の方が有利かなと思います。

 

そのため、もしスタンドで武田が劣勢になれば、テイクダウンを狙ってグラウンドの展開で勝負をするという選択ができます。

 

そのような点を踏まえると、武田の方が有利なのかなと考えています。

 

矢地はパンチをもらいやすいと言いましたが、武田も同様にパンチをもらいやすいイメージがあります。

 

そのため今回の試合は打ち合いが見られるかもしれません。

 

武田はその打ち合いに付き合わず、所々でテイクダウンを奪い矢地の思うようにさせないべきだと思います。

 

前述したようにこの試合の勝者はタイトルマッチに大きく近づきます。

 

両者タイトル挑戦に向けて頑張ってほしいです。

 

終わります。