UFC FightNight サンドヘイゲンVSディラショウ 感想戦
こんにちは。
今回は日本時間7月25日に行われたUFCFightNightについて語りたいと思います。
今回注目していた試合はバンダム級マッチ、コーリー・サンドヘイゲンVSTJディラショウです。
試合前の予想などは下の記事で語っています。
バンダム級ランキング2位で最もタイトルマッチに近いファイターのサンドヘイゲンと元バンダム級チャンピオンであるディラショウの実力者同士の戦いでした。
ディラショウは約二年半振りの試合であったため、ブランクが懸念されましたが、ディラショウのスター性に期待し、私はディラショウの1RTKO勝ちと予想していました。
試合が始まると、バンダム級らしいスピード感のある攻防が繰り広げられます。
3Rあたりでヒットするだろうと予想していたサンドヘイゲンの膝蹴りが1Rからヒットします。きれいに入りましたが、ディラショウに効いた様子は見られません。
そして、ディラショウはサンドヘイゲンに組み付き、グラウンドの展開になります。
やはりグラウンドではディラショウが有利であるかなという印象を受けましたが、サンドヘイゲンの長い手足は、ディラショウもやりづらいと思います。
その後サンドヘイゲンは立ち上がりスタンドの展開に戻ります。
スタンドでは両者いいパンチをヒットさせますが、両者打たれ強く、中々ダウンしません。
そして再びディラショウは組み付きます。
ここまでの試合展開を見ると、ディラショウはグラウンドで勝負することを作戦としていたように感じます。
1Rは、ディラショウがグラウンドで有利な体勢のまま終わります。
2Rに入るとサンドヘイゲンが多く打撃を当て始めます。
そして、2R中盤にサンドヘイゲンのパンチがヒットし、ディラショウはダウンします。
そこまでダメージがなく、すぐに立ち上がります。
サンドヘイゲンは、1Rはディラショウの打撃に苦戦しているように見えましたが、徐々にリズムが掴み始めたようです。
ディラショウはサンドヘイゲンのパンチによって右目付近をカットしますが、試合は続行されます。
その後、サンドヘイゲンが膝蹴りからのパンチのコンビネーションをヒットさせますが、ディラショウは倒れません。
終盤は再びディラショウがレスリングの展開でサンドヘイゲンをコントロールし、2Rは終了します。
3Rもスタンドの展開ではサンドヘイゲンが有利な展開でしたが、中盤あたりからディラショウのローキックが効き始め、ディラショウはそれを感じ取りローキックを多用します。
その後サンドヘイゲンがスピニングキックを出しますが、ヒットせず、ディラショウに組み付かれ、グラウンドの展開になります。
再びスタンドの展開になると、ローキックからリズムを掴み始めたディラショウが少し盛り返します。
3Rも終盤はレスリングの展開でディラショウがサンドヘイゲンをコントロールし終了します。
4Rもこれまでと同じような試合展開が続きます。
スタンドでは両者良いパンチをヒットさせながらも両者ダウンせず、ディラショウがサンドヘイゲンをケージ際に追い込んだところで組み付きレスリングや寝技の展開になり、またスタンドに戻る、という流れです。
4R終了間際、サンドヘイゲンがバックブローをヒットさせますが、これもディラショウは効きません。かなりクリーンにヒットしていたので驚きです。
そして最終ラウンドに入ります。
最終ラウンドを有利に進めた方が勝つと言えるぐらい、僅差であったため、両者少しギアを上げます。
サンドヘイゲンは長いリーチを活かして、顔やボディにパンチを打ち分け、打撃のヒット数はディラショウを上回っているように見えました。
対するディラショウは中盤、テイクダウンをしかけ、離れ際でパンチをヒットさせます。
試合終盤は壮絶な打ち合いをして、試合が終了します。
僅差でしたが、判定でディラショウが勝利しました。
打撃を当てた数はサンドヘイゲンだったと思いますが、レスリングの展開でポイントがついたかなと思います。
また3Rあたりからローキックも効いていたので、それもポイントになり総合でディラショウが優勢だったかもしれません。
負けてしまったサンドヘイゲンは、せっかくタイトルまであと一歩でしたがコケてしまいました。
しかし、強敵ディラショウ相手にスタンドの展開では有利に試合を進めていたと思います。
ディラショウは勝利後タイトルマッチを要求しましたが、あと一試合ほどこなす必要があるかなと思います。
噂ではUFC267でバンダム級タイトルマッチ、アルジャメイン・スターリングVSピョートル・ヤンが行われると言われています。
ディラショウの次戦はその試合の結果次第になりそうです。
終わります。