UFC FightNight フォントVSガーブラント 感想戦
こんにちは。
今回は日本時間5月23日に行われたUFCFightNightについて語りたいと思います。
今回注目していた試合はメインイベントのバンダム級マッチ、ロブ・フォントVSコーディ・ガーブラントです。
試合前の予想は下の記事で語っています。
バンダム級ランキング3位と4位の戦いで、試合内容次第ではタイトルマッチに挑戦できる、重要な試合でした。
フォントは何でもできて、堅実な強さがあり、ガーブラントは派手なKOが多く人気ファイターの一人です。
そんな両者の試合はガーブラントが2RでKOする可能性が高いと予想していました。
1Rはお互い慎重に攻め、ローキックやジャブを打ち合います。序盤の展開は予想通りでした。
お互いに見合う展開が続く中、両者のパンチが交錯し、フォントのパンチがヒットします。
ガーブラントは少し効いたのか、距離を取ります。フォントも無理に攻めにいきません。
その後フォントがプレッシャーをかけ、ガーブラントがケージ際に追い込まれたところでガーブラントがテイクダウンをとります。
しかし、すぐに立ち上がり再びスタンドの展開になります。
後半になるとフォントの打撃が多く当たり始めます。
2Rは開始早々ガーブラントがテイクダウンを取ります。
ガーブラントが何回もテイクダウンを取ることは予想外でした。もう少し打ち合いをするかなと思っていたので意外でした。
ガーブラントがグラウンドでコントロールし続けますが、フォントがガーブラントの腕を掴みアームロックを狙います。
少し危ない状況になりますが、ガーブラントは冷静に対応し、スタンドの展開に戻ります。
スタンドの展開になると、フォントが有利に試合を進めます。ジャブが何度も当たり、ガーブラントが前に出てくるとカウンターを当てるなど、ガーブラントに打撃で負けていませんでした。
3Rになってもフォントのパンチが多く当たり、ガーブラントは疲れ始めているように見えました。
距離が近くなった時にガーブラントが組み付き、テイクダウンを狙いますが、序盤のパワーが見えません。
結局フォントが有利な体勢になります。
その後もフォントがプレッシャーをかけいくつもパンチをヒットさせ、ガーブラントは常にカウンターを狙う展開が続きます。
そして4Rになってもそのような展開が続きます。
もう少し打ち合う展開があると思っていましたが、ガーブラントが予想より打ち合いませんでした。
4Rまでフォントが試合を有利に進めていたため、ガーブラントは5Rでフィニッシュが求められます。
そのためガーブラントは、5Rが始まると今までのラウンドより少し積極的になります。
いくつか良いパンチをヒットさせ、逆転勝利の光が見え始めます。
しかし、フォントは打たれ強く、最終ラウンドに入っても手数が減らずに打撃でガーブラントを圧倒します。
同様にガーブラントも打たれ強く、何度も良いパンチがヒットしていますが、ダウンしません。
ガーブラントは最後までフォントに有効な打撃を与えることができずに試合は終了します。
結果は判定でフォントが勝利しました。
打撃が上手なガーブラントを打撃で圧倒し、無尽蔵なスタミナを見せつけたフォントの強さを再認識しました。
これまでフォントにスポットが当たることが少なかったですが、人気ファイターのガーブラントに勝利したことで、今後注目されるファイターになると思います。
さらにタイトルマッチにもかなり近づいたと思います。
反対にガーブラントは前回の試合で悪い流れを断ち切ったばかりでしたが、また負けてしまい残念な結果になりました。
今回の試合で気になった点は、体力とファイトスタイルです。
体力に関しては2R終盤から疲れているように見えました。
またガーブラントはもう少し打ち合いをするファイターでしたが、今回はそこまで積極的ではなかったところが気になりました。
もしかするとかなり調子が悪かったのかもしれません。
元チャンピオンとしての意地もあると思うので、這い上がってきてほしいです。
終わります。