UFC260 感想戦
こんにちは。
今回は日本時間3月28日に行われたUFC260について語りたいと思います。
試合前の予想などは下の記事で語っています。
今回注目していた試合は、メインイベントのヘビー級タイトルマッチとセミメインのウェルター級マッチです。
まずはメインのヘビー級タイトルマッチ、スティペ・ミオシッチVSフランシス・ガヌーを語りたいと思います。
一度対戦したことのある両者の戦いは、挑戦者のガヌーがどれだけ前回の試合から成長しているかということがポイントでした。
私はミオシッチの総合力にガヌーはまだ劣っていると予想していました。
1Rが始まり、ガヌーがプレッシャーをかける展開が続きます。
ガヌーのパンチは一発でもヒットするとかなり危ないため、ミオシッチも慎重に攻めます。
ガヌーはパンチだけでなくローキックも強く、いくつかヒットさせます。また、ガヌーがガードの上からパンチをヒットさせます。
その後ミオシッチが片足タックルに入りますが切られます。
ガヌーは試合前に、ウェルター級チャンピオンのカマル・ウスマンにレスリングを教わったらしく、その成果がみられました。
タックルを切ったあと、ガヌーがバックをとりパンチをヒットさせますが、ミオシッチは落ち着いて対応します。
その後もミオシッチはあまり手を出さず1Rは終了します。
2Rが始まると、ミオシッチが1Rより積極的な姿勢を見せます。
そして、ガヌーが左ストレートをヒットさせ、ミオシッチがダウンします。
パウンドのパンチには耐え、一度離れます。
ガヌーは効いている様子が見られるミオシッチを仕留めようと、前に出て、カウンターのパンチを一度もらいますが、左フックをヒットさせ再びダウンを取ります。
パウンドのパンチを一度ヒットさせたあと、レフェリーが試合を止め、ガヌーが勝利しました。
今日で人類最強の名に値するファイターはフランシス・ガヌーになりました。
やはり、前回ミオシッチと戦った時に比べるとかなり成長していました。
打撃だけでなく、グラウンドの展開でもミオシッチに対抗する力があり、正直驚きました。
ミオシッチが弱くなった訳ではなく、ガヌーが強くなったのだと思います。
ガヌーが新チャンピオンとなりましたが、ヘビー級チャンピオンとして君臨し続けることは過酷なことだと思います。
おそらく、ガヌーの初防衛戦の相手は元ライトヘビー級チャンピオンのジョン・ジョーンズです。
MMAのレベルは確実にジョーンズの方が格上です。ガヌーが勝っていることは一発の破壊力だけだと思います。
また、ジョーンズに勝利しても、ヘビー級ランキングの上位には、ガヌーが一度敗戦しているデリック・ルイスなど化け物ばかりです。
非常に厳しい戦いが続くと思いますが、今回の試合を見ると、負ける姿が想像できません。
今後を他のファイターを寄せ付けないぐらい強くなってほしいです。
反対にミオシッチは、年齢的に長く戦い続けることは厳しいと思いますが、もう一度ぐらいタイトルマッチを行ってほしいです。
次はウェルター級マッチ、タイロン・ウッドリーVSビセンテ・ルケです。
ウェルター級ランキング7位で元ウェルター級チャンピオンのウッドリーとランキング10位で連勝中のルケとの戦いです。
ウッドリーは連敗中ですが、今回の試合は勝利するのではないかと予想していました。
1R始まると、両者飛び出します。お互い打撃はヒットせず組みの展開になります。
レスリングではウッドリーに分があると思っていましたが、ルケも負けていませんでした。
組みの展開が長く続き、一度離れたところでウッドリーが右のパンチをヒットさせ、ルケには少しだけ効いた様子が見られます。
ウッドリーは仕留めようと前に出ましたが、カウンターのパンチをもらってしまい、一気に形勢が逆転します。
ウッドリーはその後もパンチをもらってしまい、意識が朦朧としながらも何とか耐えます。
それでもパンチをもらい続け、前のめりに倒れたところでルケがダースチョークの体勢に入り、ウッドリーがタップし、ルケが勝利しました。
連勝中のルケが、元チャンピオンのウッドリーを倒す可能性は高いと思っていましたが、まさか1Rで決着がつくとは思っていませんでした。
また、ルケがカーフキックを多用するファイターであるため、カーフキックがこの試合のポイントになると思っていましたが、カーフキックもクソもありませんでした笑。
ルケは勝利後、ネイト・ディアスに対戦要求しました。
人気者のディアスを倒すことで、ルケの注目度も上昇するため、タイトルマッチも近づくと思います。
個人的にもルケとディアスの試合は興味があります。ぜひ実現してほしいです。
負けたウッドリーはこれで四連敗になりました。
年齢も関係あるとは思いますが、打撃が少し雑になっているようにも見えます。
次の試合も落としてしまうと、リリースも考えられるため、次の試合こそは勝利してほしいです。
また、ウェルター級は来月のUFC261でタイトルマッチが行われます。今後もウェルター級から目が離せません。
終わります。