武尊VSレオナ・ペタス
こんにちは。
今回は先日のK’FESTAで行われた武尊VSレオナ・ペタスについて語りたいと思います。
この試合は2020年の11月と2021年の1月の二回も流れていた試合でした。
そのため多くのファンが待ち望んでいた試合で最高の試合をやってくれました。
武尊はK-1の顔とも言えるファイターで、人気・実力ともに日本の中でもトップファイターです。
上の記事でも語った、那須川天心との試合が長い間熱望されていて、今回のレオナ戦はその試合を実現するために絶対に落とせない試合でした。
対するレオナはKrushフェザー級のチャンピオンで、武尊との試合をずっと要求していました。
実際に、以前の試合では武尊が苦戦した村越優汰にKO勝利していて、実力で言うと武尊の挑戦者にふさわしいファイターでした。
さらに、魔裟斗など多くの格闘家がレオナが勝つという予想をしていて、試合前から注目度が非常に高かったです。
会場の雰囲気も少し異常で、見ているだけの私もとても緊張しました。
試合開始直前、両者が向き合った時のレオナの気迫のある目に圧倒されました。
試合が始まると、お互い慎重な入りで、ローキックを出し合います。
最初の展開は、素人には特に分からない選手同士の駆け引きです。
ローキックの蹴り合いが続く中、初めてパンチが交錯します。この場面はリーチの長いレオナの方が良いパンチを当てていたと思います。
それでも打たれ強い武尊はダウンをしません。
その後、武尊によるローブローで、一時中断します。
再開後はローキックの打ち合いより、パンチの打ち合いになる場面が増えます。
レオナが飛び膝を入れ、ガードが少し空いたところに武尊がパンチをヒットさせますが、レオナも簡単にダウンはしません。
その後も武尊がローキックを出すタイミングで、レオナがジャブをあて、武尊の試合にさせません。
しかし、1R終盤の打ち合いで武尊のカウンターの左フックがヒットし、レオナがダウンします。
このダウンの場面は、最近見た格闘技の中でも衝撃的なダウンでした。
レオナはもう立てないと思いましたが、何とか立ち上がりファイティングポーズを見せます。
1Rが残り1秒ほどしか残っておらず、武尊は仕留めきれませんでした。反対にレオナは間一髪のところで逃れます。
2Rが始まりますが、おそらくレオナは完全に回復はしていなかったと思います。
武尊は仕留めようと前に出ます。
しかし、意外にもレオナに1Rのダメージが見られず、武尊と打ち合います。
そして激しく打ち合い、レオナの左フックがヒットし、武尊は一瞬ダウンしかけますが、何とか立ち上がります。
反対に武尊の右フックがヒットし、レオナがダウンします。
このダウンはスリップにも見えましたが、レフェリーはダウンを宣告します。
微妙なダウンであったため、武尊も攻撃をやめずに、ダウン宣告後にパンチをヒットさせます。
ここら辺はルールのグレーゾーンのような気もします。
その後再び打ち合いになり、武尊の右フックがヒットし、レオナは前のめりにダウンし、武尊が勝利しました。
今回の試合はかなり興奮しました。
武尊も試合後のマイクで発言していましたが、やっぱりKOが一番だと思います。それこそが格闘技の魅力だと思います。
今回の試合を見て、武尊はK-1だけでなく格闘技界の先頭に立っているファイターだと感じました。
また、武尊と正面から打つ合ったレオナも最高のファイターだと思います。
負けてはしまいましたが、コツコツポイントを取って勝利するファイターより、次の試合が見たい思い、お金を落としたいと思えるファイターかつエンターテイナーだと思います。
また今回の試合で、武尊とまともに打ち合ったら勝ち目がないことも分かりました。
レオナは何回か良いパンチを当てていたと思いましたが、武尊は一度もダウンしませんでした。
一度だけダウンしかけましたが、すぐに立ち上がり、前に出ていきました。
今回の試合を見ると、武尊を倒せる相手は、日本人には那須川天心しかいないのではと思います。
5月にはRizinが東京ドームで大会を行うことが決定しています。
その大会ではバンダム級GPに一回戦が行われることが決定しているだけで残りの試合はまだ発表されていません。
東京ドームでの大会のメインがGPの一回戦の訳がありません。そのため、それ以外の試合が行われるはずです。
私は5月の東京ドームで那須川天心VS武尊を実現させてほしいです。
武尊にとっては試合間隔が短いですが、決して不可能な試合間隔ではないと思います。
武尊が怪我さえしていなければ、ぜひ東京ドームで試合をしてほしいです。
終わります。