UFC FightNight レイエスVSプロハースカ 感想戦
こんにちは。
今回は日本時間5月2日に行われたUFCFightNightについて語りたいと思います。
今回注目していた試合はメインイベントのライトヘビー級マッチ、ドミニク・レイエスVSイリー・プロハースカです。
試合の展開予想などは下の記事で語っています。
先日、ライトヘビー級チャンピオンのヤン・ブラホヴィッチがミドル級チャンピオンのイスラエル・アデサニヤに勝利したことで、ライトヘビー級のレベルの高さを再確認しました。
元ライトヘビー級チャンピオンで絶対王者であったジョン・ジョーンズがヘビー級に転向してから、ライトヘビー級は盛り上がりに欠けていましたが、ブラホヴィッチとアデサニヤとの戦いで、再注目されています。
そして今以上の盛り上がりのために、今回の試合は重要な試合でした。
レイエスは二戦連続でタイトルマッチをしていて、敗北はしていますが、調子が悪い訳ではありませんでした。
対するプロハースカのUFC戦績は一戦ですが、トップランカーのヴォルカン・オーズデミアに勝利し、勢いにのっています。
1R始まると、意外にもプロハースカは落ち着いていました。また、予想通りレイエスはいくつかキックを出します。
プロハースカはトリッキーな打撃でだんだんとレイエスにプレッシャーをかけていきます。
お互い打撃を出し合う中でレイエスがパンチをヒットさせます。
反対にプロハースカも、レイエスのローキックに対してカウンターのパンチをヒットさせます。
打撃が得意なファイター同士なので、見ごたえのある攻防が続きます。
そして、レイエスが組み付き、テイクダウンをとります。
レイエスがマウントを取ろうとしたところを、プロハースカが上手く対応し、スタンドの展開になります。
その後プロハースカがパンチのコンビネーションをヒットさせます。
プロハースカが距離を詰めますが、レイエスは冷静に対応します。このような点はさすがだなと感じます。
それでもプロハースカの打撃が多く当たり始めます。
レイエスもカウンターのパンチを当てますが、プロハースカに効いた様子は見られません。
その後も打撃の展開が続き1Rは終了します。
1Rはどちらが取ってもおかしくないラウンドでしたが、打撃のヒットした数はプロハースカでした。
しかし、レイエスもテイクダウンを取るなど、上手さが見られました。
2Rも1R同様打撃の展開が続きます。
レイエスの出血がだんだんひどくなっていることから、プロハースカのパンチ力がうかがえます。
試合もプロハースカがコントロールし始めていましたが、レイエスがカウンターのパンチをヒットさせます。
今まで効いた様子が見られなかったプロハースカも、初めて効いた様子が見られます。
プロハースカはなんとか組み付きますが、レイエスがプロハースカの首をとり、ギロチンチョークの体勢に入ります。
しかし、このギロチンチョークは極まらず、プロハースカが上から攻める形になります。
レイエスも下から打撃をヒットさせますが、なかなか有利に試合を進めることができません。
その後レイエスはパンチをもらいながらも何とか立ち上がりますが、プロハースカは仕留めにいきます。
レイエスをケージ際に追い込んだところで、スピニングエルボーがヒットし、完全にダウンし、プロハースカが勝利しました。
今回の試合はかなりおもしろかったです。フィニッシュ率の高い両者であったため、決着がつくだろうとは予想していましたが、期待をはるかに超えるファイトを見せてくれました。
プロハースカは魅力的なファイトスタイルで、人柄も良さそうなので、UFCでも人気のあるファイターになると思います。
次のライトヘビー級チャンピオンだと言われていますし、今後のプロハースカから目が離せません。
負けてしまったレイエスは三連敗になりました。
今回の試合も決して調子が悪かったようには見えませんでしたが、もしかすると実力的にプロハースカの方が上だったのかもしれません。
どこかのタイミングでハイキックを出しても面白かったのではないかなと思います。
次の試合がどうなるか分かりませんが、連敗をストップし悪い流れを断ち切ってほしいです。
プロハースカは今後も今回のようなヘアスタイルで戦うのか気になりますが、ぜひチャンピオンになってほしいです。
終わります。