ONE Championship ONE on TNT I 感想戦
こんにちは。
今回は日本時間4月8日に行われたONEchampionship ONEonTNTIについて語りたいと思います。
ONEはMMAだけでなく、キックボクシングやムエタイの試合をする団体のため私はあまりチェックはしませんが、今回のメインカードは見逃すわけにはいきませんでした。
その見逃すことのできない試合はフライ級タイトルマッチ、アドリアーノ・モラエスVSデメトリアス・ジョンソン(以下DJ)です。
フライ級GPを制したDJがモラエスのベルトに挑戦した試合でした。
モラエスとDJはお互いに何でもできて、似ているファイターだと思います。
お互いにどの場面でも、フライ級らしいスピード感のある試合をするので、個人的に好きなファイターです。
特にDJは私の推しファイターの一人です。
DJは元UFCフライ級チャンピオンで、12回もタイトルを防衛している絶対王者で、Rizinバンダム級チャンピオンの堀口恭司にも勝利しています。
そんなDJが現チャンピオンのモラエスを相手にどのように戦うのか、またモラエスは強敵DJに対してどのように戦うのか非常に楽しみでした。
1Rが始まると、お互い慎重な入りで、DJがプレッシャーをかける展開が続きます。
モラエスは堀口と同じATTというジムに所属していて、ATTのファイターが多用するカーフキックを、モラエスもいくつかヒットさせます。
その後DJがモラエスをケージ際まで追い込んだところで組み付きますが、すぐに離れます。
そしてDJのミドルキックの足を掴み、DJを寝かせ寝技の展開になります。
DJが下、モラエスが上の状態が続き、1Rは終了します。
後半にモラエスがグラウンドでDJをコントロールし続けたため、1Rはモラエスが取ったと思いました。
2RもDJがプレッシャーをかけ続けます。
そんな中でもモラエスは的確に打撃をヒットさせていきます。DJはまだ自分の試合ができていないような印象を受けました。
そして再びDJがケージ際までモラエスを追い込み、積極的に前に出たところを、モラエスの右アッパーがヒットし、ダウンします。
パウンドからのパンチを浴びせ、最後は膝蹴りでとどめを刺し、モラエスが勝利しました。
この結果はかなり衝撃的でした。
私の中でDJは最強というイメージがあるので、まさか負けてしまうとは思いもしませんでした。さらに2RでKO負けをするとは。
以前堀口が、DJは前戦った時より実力が落ちているという発言をしていましたが、本当に落ちてきているのかもしれません。
長年、世界のフライ級の頂点に君臨し続けたDJですが、そろそろ世代交代かもしれません。
少し悲しいです。
年齢的にはもう少し戦えると思うので、もう一度這い上がりチャンピオンになってほしいです。
反対にアドリアーノは、あのDJを倒したファイターということでかなり注目度が上昇すると思います。
UFCに参戦することも考えられると思います。
人気が落ちかけているフライ級ですが、今回の試合で少し人気も復活するのではないでしょうか。
ONE on TNT Iではこの試合の他に、元UFCライト級チャンピオンのエディ・アルバレスが試合をしましたが、まさかの反則負けという結果に終わりました。
アルバレスもファイターとして先が長い訳ではないと思います。そんな中で今回の反則負けはかなり痛いです。
アルバレスもDJ同様にもう一度トップ戦線に上がってきてほしいです。
終わります。