UFC FightNight トンプソンVSニール ②
こんにちは。
今回は日本時間12月20日日曜日に行われたUFCFightNightについて語りたいと思います。前回はスティーブン・トンプソンVSジェフ・ニールとアンソニー・ペティスVSアレックス・モロノの二つの注目試合について語りました。
今回はその二つの試合とその他の試合についても語りたいと思います。
まずは、ペティスVSモロノです。
はじめに、前回のブログを訂正させてください。ペティス、ランカーでした笑。ウェルター級ランキング12位でした。
気を取り直しまして感想戦です。
開始早々モロノがプレッシャーをかけます。そしてペティスが体勢を崩したところをモロノが一気に一本を取りにいきます。
今までモロノは打ち合う場面が多かったので少し意外でした。
ペティスがピンチになりますが元ライト級チャンピオンということもあり、寝技も上手なのでうまく対応します。
その後スタンドの展開になります。
やはり打撃はペティスに分がありました。当てる回数や打撃の引き出しも多かったです。それでも1Rは両者互角でした。
2Rはスタンドの展開が続きました。やはり、ペティスとモロノの打撃には差がありました。
3R、モロノの得意な寝技の展開になりますが、ペティスにに上手く対応されてしまいます。
3R終盤ペティスが時々繰り出していたバックスピンキックがヒットします。モロノは少し効いてしまいます。
しかし、最後までペティスはモロノを仕留めることができず、判定でペティスが勝利しました。
KO決着とはなりませんでしたが、バックスピンキックはエキサイティングでした。モロノは強敵ペティス相手に良い勝負をしました。モロノの評価はそれほど落ちていないと思います。
ペティスは今後も化け物ばかりのウェルター級で戦っていくと思います。メインカードの三試合目の勝者のミシェル・ペレイラがペティスに対戦要求していたため、2021年はペティスとペレイラの試合が組まれるかもしれません。今後もペティスには「ショータイム」を見せてほしいです。
次に語るのはメインのトンプソンVSニールです。
前回語った時は、打撃を得意とするファイター同士のためKO必至だと言っていましたが、予想以上にニールが打ち合ってくれませんでした。
トンプソンが上下にパンチ、キックの打撃を散らし、ニールがとても戦いづらそうでした。
ニールがトンプソンをケージに追い込んで有利な状況になってもトンプソンに上手くかわされてしまいます。それが5Rずっと続いている感じでした。
そのためトンプソンはかなり疲れたと思います。実際に3R以降手数が少ない場面が何度かあり、5R戦うためにペース配分をしていました。それでも5Rずっとパンチを打ち続けたトンプソンはさすがだと思います。
反対にいろんな角度から打撃を5R喰らい続けたニールもすごいです。正直ニールにはもう少し積極的にいってほしかったです。
それにしても、まばたき厳禁の素晴らしい試合でした。
トンプソンは勝利後のインタビューで、一度勝ったことのあるウェルター級ランキング4位のホルヘ・マスヴィダルとの対戦を要求していました。
マスヴィダルはウェルター級ランキング1位のコルビー・コヴィントンと試合をするという情報がありましたが、まだ公式発表はされていないのでトンプソンVSマスヴィダルが行われるかもしれません。その時は世界一のナイスガイと世界一のワルの戦いです。見逃せません。
ニールはおそらくランキングが下がると思いますが、また這い上がってきてほしいです。
私が注目していた試合はどちらもKO決着ではありませんでしたが、素晴らしいファイトでした。
この他の試合ではUFC元フェザー級チャンピオンのジョゼ・アルドが連敗を2で止め、リオのキングが帰ってきました。試合後、UFC元バンダム級チャンピオンのTJディラショーとの対戦を要求していました。違う階級の元チャンピオン同士の戦いは激アツです。ぜひ、実現してほしいです。
また、バンダム級3位のマルロン・モラエスが11位のロブ・フォントに1RでKO
負けしてしまいました。タイトルマッチの経験のあるモラエスが負けてしまったことは衝撃でした。バンダム級もカオスになってきました。
2020年のUFCは今回の大会で最後でした。最後の大会にふさわしい試合ばかりだったと思います。2021年もエキサイティングな試合を期待します。
終わります。