素人が格闘技を語りたい

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Rizin26 感想戦②

こんにちは。

 

前回はRizin26のメインイベント、バンダム級タイトルマッチ朝倉海VS堀口恭司を語りました。今回はその他の試合について語りたいと思います。

 

 

kimurarock.hatenadiary.jp

 まずは上の記事でも書いたバンダム級マッチ、元谷友貴VS井上直樹です。

 

元谷はDEEP元フライ級チャンピオン、井上は元UFCファイターという実績をもち、両者何でもできるファイターです。

 

私がこの試合に注目した理由の一つとして打撃でも寝技でも高いレベルの試合が見れるからということを挙げていました。

 

試合結果は1Rで井上の一本勝ちという予想より早い段階でのフィニッシュになりましたが、非常に高いレベルの試合が見れました。

 

井上はいつも通り序盤からプレッシャーをかけ、すばやいジャブを打ちます。元谷はそれに対して打ち返し、井上のペースにはさせません。

 

しかしスピードは井上の方があったように感じました。

 

そして井上が元谷をコーナーに詰めたところで元谷がタックルにいきます。

 

けっこういいタイミングで入りましたが、その後の井上の対応が良かったです。

 

すぐにバックを取り、バックチョークの体勢に入り、あっという間に極まってしまいます。

 

個人的にはもう少し寝技の攻防が見たかったのですが、井上が上手でした。

 

2,3Rまでもつれると元谷が有利な展開にもなっていたかなと思います。

 

井上が勝利後、タイトルマッチを要求していましたが、今回の堀口の戦いを見ると井上でも勝てないと思うので堀口ではなく負けた朝倉と戦う方が勝負論があると思います。

 

もっと言うと扇久保博正と戦うのもありだと思います。

 

今回のRizin26で試合をした元UFCファイターの佐々木憂流迦も扇久保との対戦を要求していました。

 

Rizinのバンダム級はほんとに選手層が厚く、色々な組み合わせが考えられるためおもしろいです。

 

反対に元谷は今回のRizin26で佐々木に負けた瀧澤謙太と戦うのもおもしろいと思います。

 

井上はまだ23歳なので今後が楽しみです。

 

次はフェザー級マッチ、朝倉未来VS弥益ドミネーター聡志です。

 

この試合は、試合前の朝倉の発言通りいつもよりアグレッシブルになった朝倉が完勝しました。

 

完勝しましたが、ドミネーターが何もできなかったという訳ではなかったと思います。ドミネーターの変則的な戦い方に朝倉も少し苦戦したと思います。

 

しかし、朝倉が前回よりアグレッシブルになったことで、ドミネーターの戦い方があまり通用しなかった感じがしました。

 

朝倉が、斎藤裕とのタイトルマッチの時と同じような戦い方をしていればドミネーターが勝っていた可能性はあったと思います。

 

今回の試合で朝倉の強さが再確認できたと思います。一発の破壊力はフェザー級の日本人ファイターの中ではトップでしょう。

 

またライト級でも日本人の中では強い方だと思います。

 

朝倉は次、斎藤とのリマッチをするのか、斎藤ではない誰かと戦うのかまだ分かりませんが、個人的には斎藤とのリマッチの前にもう一人ぐらい挟んでもいいのかなと思います。

 

例えばRizin26でカイル・アグォンに勝利したクレベル・コイケはグラップラーなので朝倉は苦手なタイプだと思います。寝技のスペシャリストであるクレベルに対してどのように戦うのか気になります。

 

反対にドミネーターは今後もRizinに出場するのか分かりませんが、会社員ファイターはおもしろいキャラだと思うため、今後も出場してほしいです。

 

最後は試合前からめちゃくちゃ盛り上がっていたフェザー級マッチ、萩原京平VS平本蓮です。

 

K-1というキックボクシングの団体でトップ選手のMMAデビュー戦ということもあり、非常に注目されていました。対する萩原は「MMAの厳しさを教えてやる」と発言していて、萩原が塩漬けにするのか、平本が打撃で圧倒するのか、などどのような展開になるのか楽しみでした。

 

試合開始直後、萩原のパンチがヒットします。そして、平本のパンチに合わしてきれいにタックルに入りますが、平本にきられます。

 

それでも強引にテイクダウンを狙い、テイクダウンを取ります。

 

その後も萩原が有利な体勢で組みの展開が続きます。そして1Rは終了します。

 

1Rでは強引に倒そうとしている場面が多くあり、かなり萩原は疲れていて2Rは危ないかなと思ったら、平本もかなり疲れているようでした。

 

2Rも萩原がテイクダウンをとり、マウントからパンチを打ち続けたところで平本のセコンドがストップをかけ、試合が終了し萩原が勝利します。

 

試合後のマイクで「平本君、全部いただきます。」と発言していましたが、ほんとその通りだと思いました。

 

まぁ結局全部持っていったのは堀口ですけど笑。

 

平本は試合前のトラッシュトークでかなりリスクをとったため、失うものはかなり大きいと思います。

 

負けても試合内容によっては失うものは少なくなっていたと思いますが、今回の試合内容では批判されてしまうこともしょうがないと思います。

 

もう少しテイクダウンディフェンスが強いと思っていましたが簡単にテイクダウンをとられていたため、そこが残念でした。MMAの厳しさも分かったと思います。

 

また萩原は朝倉未来に対戦要求していました。二人ともストライカーなので試合が実現すればおもしろい試合になると思います。

 

Rizin26では他にもおもしろい試合がたくさんありました。

 

ユーチューバーのシバターが試合をすることに私は否定的でしたが、シバターと対戦したHIROYAが試合後に、

 

「この試合のオファーを受けるか迷ったが、この試合を見て格闘技を好きになる人が増えると思う。強い人たちの試合だけじゃなく、このような試合があってもいいと思う。」

 

という発言をしているところを聞いて、大晦日はこのような試合があってもいいのかなと思いました。またこのオファーを受けたHIROYAすごいなと思いました。

 

また、平本同様MMA初戦の元レスリング、オリンピックメダリストの太田忍の試合もあり、結果は負けてしまいましたが、今後につながるようないい試合内容の負けだったと思います。これからが楽しみです。

 

Rizin26はMMAの試合が多く、KO勝利も多かったため興行としては非常におもしろかったです。格闘技はエンターテイメントなので、これからもド派手なKOが連発する大会が行われてほしいです。

 

あと、中量級以上の試合も増やしてほしいです。

 

終わります。