素人が格闘技を語りたい

主にMMA、たまにプロレス、キックボクシング

2020年のUFC②

こんにちは。

 

今回は2020年のUFCの続きを語りたいと思います。

 

新型コロナウイルスの感染拡大により様々な興行が止まっている中、UFCが一番最初に動き出しました。UFC249です。

 

しかも、MMAファンが最も待望していたカード、ハビブ・ヌルマゴメドフVSトニー・ファーガソンです。

 

この対戦カードは今まで何度も流れてきたカードでした。そのため、やっとこの試合が見れる!と思っていましたが、また流れてしまいました。

 

コロナによりヌルマゴメドフが出国できなかったためです。

 

コロナに対する憎しみはこの件の割合が高いです。

 

そして、ヌルマゴメドフの代わりにジャスティン・ゲイジーが選ばれ、ファーガソンVSゲイジーのライト級暫定チャンピオン決定戦がが行われました。

 

ヌルマゴメドフと戦うためにファーガソンに勝ってほしかったのですが、ゲイジーが打撃でファーガソンを圧倒し、ダウンはしていないものの、ファーガソンがふらついたところでレフェリーに止められ、ゲイジーがライト級暫定チャンピオンになりました。

 

ファーガソンは負けてしまいましたが、今回も異常な打たれ強さを見せ、UFCの社長デイナ・ホワイトに「Ferguson is not human」と言わせました。

 

UFC249では、この試合の前にバンダム級タイトルマッチとして、ヘンリー・セフードVSドミニク・クルーズが行われ、セフードが勝利後引退宣言をしました。

 

セフードの引退宣言はかなり驚きました。フライ、バンダム級のベルトを手放した今、噂によるとフェザー級のベルトを狙っているらしいですが、まだ分かりません。今後のセフードの動向に注目です。

 

次は日本時間6月28日に行われたUFCFightNightのメインイベント、ライト級マッチ、ダスティン・ポイエーVSダン・フッカーです。

 

この試合は2020年のUFCで一番の名勝負だったと思います。

 

前回語った、ジャン・ウェイリーVSヨアンナ・イェンドジェイチェクと同じくらいの名勝負でした。

 

両者打撃が得意で、コンビネーションも上手く、一発の破壊力もあり、すぐにタイトルマッチができるようなファイターです。

 

あと、二人ともハンサムです。

 

この試合は打ち合いになることは予想されていましたが、その予想以上の壮絶な打ち合いをしました。

 

ポイエーはレスリングも得意で攻撃の引き出しが多く幅が広い印象がありました。しかし、キックボクシングの上手さはフッカーだと思いました。

 

序盤は両者互角でしたが、徐々にポイエーが押し始めます。それでもフッカーは倒れず、5R終了しました。

 

結果は中盤から押し始めたポイエーが勝ちました。

 

この試合を見て改めてUFCのレベルの高さを感じ、来月ポイエーと戦うコナー・マクレガー危うし、と思っています。

 

また、フッカーも今度Bellator元ライト級チャンピオン、マイケル・チャンドラーとの対戦が噂されており、UFCの過酷さを他団体に見せつけるような試合が期待されます。

 

個人的Fight of the yearはこのポイエーVSフッカーです。

 

次はUFC251です。この大会はバンダム、フェザー、ウェルター級の三階級のタイトルマッチが行われた大会です。

 

バンダム級ではピョートル・ヤンVSジョゼ・アルドでヤンが5RにTKO勝ちを収め、セフードの引退表明により新バンダム級チャンピオンになりました。

 

フェザー級では、2019年のUFC245のダイレクトリマッチとして、フェザー級チャンピオンのアレクサンダー・ヴォルカノフスキーVS挑戦者マックス・ホロウェイが行われました。挑戦者のホロウェイは私の推しファイターの一人です。ホロウェイのことは今度語ります。

 

ホロウェイがチャンピオンの時は敵無し状態でしたが、UFC245でついにヴォルカノフスキーに判定で負けてしまいます。

 

判定決着であり、ホロウェイは人気者であったためすぐにリマッチが決定しました。

 

試合内容は終始ホロウェイが押していて、後半ヴォルカノフスキーが巻き返します。それでもホロウェイが何度かダウンを取っていたため、ホロウェイの勝ちだと思っていましたが、まさかのヴォルカノフスキーの判定勝ちでした。

 

時々起こる疑惑の判定です。

 

ホロウェイも納得のいかない表情を見せますが、ホロウェイはジェントルマンなので荒々しくなったりはしませんでした。

 

この試合を見ていた他のUFCファイターもホロウェイの勝利と言っていて、デイナも三回目の対戦を考えているそうです。

 

しかし、ホロウェイは日本時間1月17日に行われるUFCFightNightでフェザー級ランキング6位のカルヴィン・ケーターとの対戦が決まっています。この試合に勝つと三回目の対戦があるかもしれません。

 

反対にヴォルカノフスキーもブライアン・オルテガとのタイトルマッチが噂されています。

 

今後のフェザー級戦線も目が離せません。

 

最後はUFC251のメインイベントで行われたウェルター級タイトルマッチ、カマル・ウスマンVSホルヘ・マスヴィダルです。

 

元々この試合はウスマンVSギルバート・バーンズでしたが、バーンズのコロナ陽性反応により、大会6日前にも関わらずマスヴィダルが代役に選ばれ、マスヴィダルはそのオファーを受けました。

 

試合どうこうより減量が厳しいのではないかと思っていましたが、何とか計量をクリアし戦うことになりました。

 

ウスマンとマスヴィダルはこれまで舞台裏で一触即発ぐらいの言い争いをするなどバチバチでした。

 

そのためこの試合はMMAファンにとって待望の一戦でした。

 

化け物だらけのウェルター級のトップに君臨するウスマンのUFC無敗記録を崩すのはマスヴィダルしかいないと思っていました。

 

試合が始まると、序盤からウスマンのレスリング力にマスヴィダルは苦しめられます。それでもマスヴィダルはレスリングも得意なのでなんとか対応します。

 

2R以降もウスマンによる組みの展開が続き、レスラー特有の動きのない試合になります。おそらく有観客ならばブーイングが起きていたでしょう。

 

そして常に試合を有利に進めていたウスマンが勝利し、タイトルを防衛しました。

 

マスヴィダルが試合に向けてもう少し時間があれば勝つチャンスはあったと思いますが、やっぱりウスマンは強かったです。

 

コルビー・コヴィントンも負け、マスヴィダルも負けてしまい、残る望みはただ一人になりました。

 

それは元々ウスマンとの試合が決まっていたバーンズです。

 

バーンズとウスマンは同じジムに所属しているため、お互いの手の内は把握していると思います。

 

噂によると来年の3月あたりにウスマンVSバーンズが組まれるらしいです。噂ですけどおそらく確定でしょう。もうバーンズしかいません。

 

2020年のUFCはまだ語りつくせないのでまだ続きます。

 

今回はこれで終わります。