2020年のUFC
こんにちは。
今回は2020年のUFCについて語りたいと思います。
2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により世界中の興行が影響を受けました。UFCも大きな影響を受けた興行の一つです。
それでもパンデミック後はアラブ首長国連邦のアブダビを「ファイトアイランド」として無観客試合が行われました。
色々と複雑な事情がありながらも、大会を実行したUFCの社長デイナ・ホワイトはすごいと思います。
そんな激闘の一年を数回に分けて語っていきたいと思います。
まずは2020年一発目の大会、UFC246です。この大会は何といってもメインイベントのウェルター級マッチ、コナー・マクレガーVSドナルド・セラー二の試合がヤバかったです。
マクレガーは2018年のUFC229でハビブ・ヌルマゴメドフに負けて以来の試合でした。
マクレガーは引退表明をしていたのでもう見れないと思っていましたが、試合をすることになりMMAファンは最高に興奮しました。
コンスタントに試合をしているセラーニとは反対にマクレガーは一年以上試合をしておらず、階級も少し重いウェルター級だったため、もしかしたら負けてしまうのではないかと思っていましたが、やはりマクレガーはキングでした。
なんと1R40秒で勝利しています。あまりのあっけなさに言葉を失いました。
世界一のワル、ネイト・ディアスも「Fake Fight」とツイートしていました笑。
2020年の大会でUFC246が一番の収益を生み出し、来月のUFC257もかなりの収益が生み出されることが予想されます。
次はUFC248です。
この試合のメインイベントはミドル級タイトルマッチのイスラエル・アデサニヤVSヨエル・ロメロでした。試合前からこの試合は注目されていて、私自身も楽しみにしていました。
しかし、この試合の前のセミメインで行われた、女子ストロー級タイトルマッチ、ジャン・ウェイリーVSヨアンナ・イェンドジェイチェクが2020年、いや女子格闘技史上最高の試合をしました。
ストライカー同士の試合で両者バチバチに殴り合います。チャンピオンのジャンの打撃の方が上手で、ヨアンナは顔の形が変わってしまうほど打撃を喰らってしまいます。
それでも、闘うことをやめず、5分5R戦い抜きました。
結果はジャンが判定で勝利し、初防衛に成功します。
この試合はかなりヤバかったです。私が今まで見てきた女子格の試合では確実に一番すごい試合でした。
それぐらいセミメインで盛り上がっていたため、メインの期待感は高まっていくばかりでした。
当時42歳のロメロがMMA無敗のアデサニヤにどう立ち向かっていくのか、反対にアデサニヤはロメロの打撃の破壊力にどう対応するのか、など考えるだけでニヤニヤが止まりませんでした。
そして迎えたメインイベント、まさかの超塩試合笑。
両者警戒して全く手を出さず、会場はブーイングに包まれていました。
セミメインは過去最高の試合、メインは過去最低の試合と言われていました。
ロメロはこの試合を最後にUFCとの契約が終わり、Bellatorと契約することになりました。ということは、もしかするとBellatorと協力関係にあるRizinでも見れる可能性があるということです。楽しみです。
三月の途中から新型コロナウイルスの感染拡大によりUFCの興行はストップしました。
再開されるのは5月のUFC249です。次はその大会から語りたいと思います。
終わります。