那須川天心VS武尊
こんにちは。
今回は日本の格闘技界で最も熱望されている対戦カードについて語りたいと思います。
それは那須川天心VS武尊です。
このことを語る理由は、先日のRizin26にて那須川の試合を武尊が観戦し、試合後両者が戦いたいと発言したからです。
このカードは何年も前からファンや本人たちも熱望していますが、両者の所属する団体が違うことから、現在に至っても実現していません。
武尊の所属するK-1が他団体との試合に消極的です。
Rizinに出場している大雅も、もともとK-1に所属していましたが、那須川と対戦するためにK-1を離脱しました。
武尊も那須川と戦うためにK-1を離脱すればいいのではないかと思いますが、これまでずっとK-1で戦ってきて、K-1を引っ張ってきたのは間違いなく武尊です。武尊もおそらくそのことに対する思いが強いためK-1を離脱せずに、那須川と対戦できる方法を模索してきたと思います。
そして時間が流れ、最近はもう二人の対戦を見れることはないだろうと諦めていましたが、先日のRizin26での出来事によって、止まっていた針が再び動きだし、二人の対戦が一気に現実味を帯びてきました。
K-1の中村プロデューサーも前向きに考えていくと言っていました。
このように本人たちやファン、プロ格闘家の人達までこの試合を楽しみにしています。
なぜこの二人の対戦が熱望されているのか語ります。
まず、那須川は38戦38勝無敗というえげつない戦績をもっていて、勝利したファイターのなかにはRizinMMAのバンダム級チャンピオンの堀口恭司やアジア最大の格闘技団体ONEのムエタイフライ級チャンピオンのロッタン・ジットムアンノンなどがいます。
那須川はキックボクシングだけでなくボクシングやMMAの試合をしたこともあります。
ボクシングでは2018年の大晦日にボクシング界のスーパースター、フロイド・メイウェザー・ジュニアと対戦し、MMAでは4戦4勝しています。
那須川は最近ボクシングへの転向を考えているそうですが、MMA好きの私としてはMMAにいってほしいです。
那須川の特徴はスピードと高レベルな技術だと思います。
那須川と試合をする相手は、1R確実に那須川のスピードについていけません。そして様々な角度からの打撃を喰らい、すぐにKOされてしまいます。
2,3Rまでいくと那須川のスピードに慣れる選手はいますが、1Rに那須川が押されている状況を見たことがありません。
技術に関しては素人なので分かりませんが、今まで見てきたキックボクサーの中で、那須川より上手いなと感じた選手がいません。
那須川は派手な技でのKOが多く、バックスピンキックや飛び膝蹴りなど迫力があり、見ていてとても面白いファイターです。
対する武尊は39勝1敗というこちらもえげつない戦績です。
勝利したファイターの中にはRizinで活躍している大雅や皇治などがいます。
武尊の特徴は一発の破壊力と気持ちの強さです。
コンビネーションでKOする那須川とは違い、武尊は一発の破壊力があると思います。実際に那須川が皇治と対戦した時に、皇治からダウンを取れていませんが、武尊は皇治から二度のダウンを取っています。
また気持ちが強く、殴られても笑いながらガンガン前に出ます。
そのため打撃をもらう場面は多いですが、絶対に打ち勝ちます。
しかし、技術が低い訳ではありません。武尊が海外修行に行った時、UFC元バンダム級チャンピオンのTJディラショウとスパーリングをし、ディラショウをイラつかせていました。
MMAとキックボクシングの打撃は少し違うと思いますが、ボクシング技術は那須川同様高いと思います。
このような最強の二人が対戦したらどっちが勝つのか。
何年も前から何人もの格闘家、格闘技ファンたちが予想してきました。
そしてその予想もバラバラです。勝敗予想が傾いていればここまで盛り上がりません。勝敗予想がバラバラだからこそ盛り上がっています。
勝敗予想がバラバラになる原因の一つとして、両者がお互いに苦手なタイプなファイターであるということが挙げられると思います。
那須川はガンガン前に出て打ち合いをしてくるタイプのファイターが苦手な傾向が見られます。反対に武尊はサウスポーのファイターに対して苦手意識があるように感じます。
武尊はガンガン前に出ます。那須川はサウスポーです。
難しいですよね。
私はキックボクシングについてあまり詳しくありませんが、ズバリ勝敗予想をすると武尊が勝つと予想します。
その理由はありません。勘です。
両者非常に高いレベルで劣っている点が素人には分かりません。ただ、那須川の方が武尊より上手さを感じるので、100回戦ったら那須川が勝ち越すと思います。
那須川が60勝、武尊が40勝ぐらいだと思います。
しかし、格闘技は一発勝負です。一回きりの勝負となった時に、100回のうちどの試合になるか分かりません。野球やサッカーのようにシーズン戦ではありません。
例えば100戦99勝1敗の戦績で勝てるような相手でも一発勝負では、その1敗の試合になってしまう可能性があります。
そこで私は気持ちが強い武尊が一発勝負では有利と考え、武尊が勝利と予想します。また勝つならKO勝利だと思います。判定までいくと那須川が有利かもしれません。
前述したように、那須川はボクシングへの転向を考えていて、「キックボクシングの試合はあと数試合」と発言していて、武尊も今年で30歳になるため選手として脂がのっているのもあと少しだと思います。
そのためこの対戦カードが実現するならおそらく今年か来年中だと思います。
二人とも老けてからエキシビジョンとかやっても何もおもしろくありません。
このように二人の試合が待ちきれませんが、両者次の試合が決まっています。
那須川は前回一度対戦し勝利したものの苦戦した志朗、武尊はKrushチャンピオンのレオナ・ペタスとの対戦が決まっています。
那須川天心VS武尊を実現させるためには、お互いにこの試合は落とせないため、とても重要な試合です。
ぜひ、二人とも勝って最高のカードを実現させてほしいです。
終わります。
Rizin26 感想戦②
こんにちは。
前回はRizin26のメインイベント、バンダム級タイトルマッチ朝倉海VS堀口恭司を語りました。今回はその他の試合について語りたいと思います。
まずは上の記事でも書いたバンダム級マッチ、元谷友貴VS井上直樹です。
元谷はDEEP元フライ級チャンピオン、井上は元UFCファイターという実績をもち、両者何でもできるファイターです。
私がこの試合に注目した理由の一つとして打撃でも寝技でも高いレベルの試合が見れるからということを挙げていました。
試合結果は1Rで井上の一本勝ちという予想より早い段階でのフィニッシュになりましたが、非常に高いレベルの試合が見れました。
井上はいつも通り序盤からプレッシャーをかけ、すばやいジャブを打ちます。元谷はそれに対して打ち返し、井上のペースにはさせません。
しかしスピードは井上の方があったように感じました。
そして井上が元谷をコーナーに詰めたところで元谷がタックルにいきます。
けっこういいタイミングで入りましたが、その後の井上の対応が良かったです。
すぐにバックを取り、バックチョークの体勢に入り、あっという間に極まってしまいます。
個人的にはもう少し寝技の攻防が見たかったのですが、井上が上手でした。
2,3Rまでもつれると元谷が有利な展開にもなっていたかなと思います。
井上が勝利後、タイトルマッチを要求していましたが、今回の堀口の戦いを見ると井上でも勝てないと思うので堀口ではなく負けた朝倉と戦う方が勝負論があると思います。
もっと言うと扇久保博正と戦うのもありだと思います。
今回のRizin26で試合をした元UFCファイターの佐々木憂流迦も扇久保との対戦を要求していました。
Rizinのバンダム級はほんとに選手層が厚く、色々な組み合わせが考えられるためおもしろいです。
反対に元谷は今回のRizin26で佐々木に負けた瀧澤謙太と戦うのもおもしろいと思います。
井上はまだ23歳なので今後が楽しみです。
次はフェザー級マッチ、朝倉未来VS弥益ドミネーター聡志です。
この試合は、試合前の朝倉の発言通りいつもよりアグレッシブルになった朝倉が完勝しました。
完勝しましたが、ドミネーターが何もできなかったという訳ではなかったと思います。ドミネーターの変則的な戦い方に朝倉も少し苦戦したと思います。
しかし、朝倉が前回よりアグレッシブルになったことで、ドミネーターの戦い方があまり通用しなかった感じがしました。
朝倉が、斎藤裕とのタイトルマッチの時と同じような戦い方をしていればドミネーターが勝っていた可能性はあったと思います。
今回の試合で朝倉の強さが再確認できたと思います。一発の破壊力はフェザー級の日本人ファイターの中ではトップでしょう。
またライト級でも日本人の中では強い方だと思います。
朝倉は次、斎藤とのリマッチをするのか、斎藤ではない誰かと戦うのかまだ分かりませんが、個人的には斎藤とのリマッチの前にもう一人ぐらい挟んでもいいのかなと思います。
例えばRizin26でカイル・アグォンに勝利したクレベル・コイケはグラップラーなので朝倉は苦手なタイプだと思います。寝技のスペシャリストであるクレベルに対してどのように戦うのか気になります。
反対にドミネーターは今後もRizinに出場するのか分かりませんが、会社員ファイターはおもしろいキャラだと思うため、今後も出場してほしいです。
最後は試合前からめちゃくちゃ盛り上がっていたフェザー級マッチ、萩原京平VS平本蓮です。
K-1というキックボクシングの団体でトップ選手のMMAデビュー戦ということもあり、非常に注目されていました。対する萩原は「MMAの厳しさを教えてやる」と発言していて、萩原が塩漬けにするのか、平本が打撃で圧倒するのか、などどのような展開になるのか楽しみでした。
試合開始直後、萩原のパンチがヒットします。そして、平本のパンチに合わしてきれいにタックルに入りますが、平本にきられます。
それでも強引にテイクダウンを狙い、テイクダウンを取ります。
その後も萩原が有利な体勢で組みの展開が続きます。そして1Rは終了します。
1Rでは強引に倒そうとしている場面が多くあり、かなり萩原は疲れていて2Rは危ないかなと思ったら、平本もかなり疲れているようでした。
2Rも萩原がテイクダウンをとり、マウントからパンチを打ち続けたところで平本のセコンドがストップをかけ、試合が終了し萩原が勝利します。
試合後のマイクで「平本君、全部いただきます。」と発言していましたが、ほんとその通りだと思いました。
まぁ結局全部持っていったのは堀口ですけど笑。
平本は試合前のトラッシュトークでかなりリスクをとったため、失うものはかなり大きいと思います。
負けても試合内容によっては失うものは少なくなっていたと思いますが、今回の試合内容では批判されてしまうこともしょうがないと思います。
もう少しテイクダウンディフェンスが強いと思っていましたが簡単にテイクダウンをとられていたため、そこが残念でした。MMAの厳しさも分かったと思います。
また萩原は朝倉未来に対戦要求していました。二人ともストライカーなので試合が実現すればおもしろい試合になると思います。
Rizin26では他にもおもしろい試合がたくさんありました。
ユーチューバーのシバターが試合をすることに私は否定的でしたが、シバターと対戦したHIROYAが試合後に、
「この試合のオファーを受けるか迷ったが、この試合を見て格闘技を好きになる人が増えると思う。強い人たちの試合だけじゃなく、このような試合があってもいいと思う。」
という発言をしているところを聞いて、大晦日はこのような試合があってもいいのかなと思いました。またこのオファーを受けたHIROYAすごいなと思いました。
また、平本同様MMA初戦の元レスリング、オリンピックメダリストの太田忍の試合もあり、結果は負けてしまいましたが、今後につながるようないい試合内容の負けだったと思います。これからが楽しみです。
Rizin26はMMAの試合が多く、KO勝利も多かったため興行としては非常におもしろかったです。格闘技はエンターテイメントなので、これからもド派手なKOが連発する大会が行われてほしいです。
あと、中量級以上の試合も増やしてほしいです。
終わります。
Rizin26 感想戦
こんにちは。
今回は2020年12月31日の大晦日に行われたRizin26について語りたいと思います。
Rizin26の中で一番の注目試合、いや2020年MMAの中で一番の注目試合であるRizinバンダム級タイトルマッチ、王者朝倉海VS挑戦者堀口恭司が行われました。
この対戦は待ちに待ちました。
2019年、当時絶対王者の堀口が勢いに乗っていた朝倉に負けてしまい、すぐにリマッチが見れると思っていましたが、堀口が怪我をしたため一年以上待ってやっと行われました。
この試合の見どころポイントはいくつかありました。
一つ目は堀口の怪我がどれほど回復しているのかということです。
非常に大きな怪我をしたため、その怪我の回復具合で試合結果を大きく左右します。堀口は完全に治ったと言っていましたがそれは本当なのか。実は完璧には治っていないんじゃないか。
これが一つ目のポイントです。
二つ目のポイントは朝倉のパンチ力がどれだけ成長しているのかということです。
2019年に堀口と戦った時に完全に打撃で圧倒し勝利しました。また堀口との試合の後も衝撃的なKOを連発し、パンチの威力が驚異的であるということを見せつけました。そのため、今回も堀口が朝倉の打撃に圧倒されてしまうのではないかと思われていました。
三つ目は堀口の戦略です。
全く試合ができなかった堀口に対して、朝倉はコンスタントに試合をしていたため、朝倉の情報は多くあったと思います。堀口や堀口のコーチも戦略があると発言していました。戦略次第では完封する可能性があり、今まであまり見えなかった朝倉の弱点も明らかになりそうでした。
四つ目は朝倉の戦略です。
前回KOした時に、「作戦通りだった。まだ出していない作戦がたくさんある。」と発言していました。その作戦がどのようなものなのか、そもそも本当にまだたくさんあるのか。
このように、堀口の怪我の具合、朝倉の弱点などの未知な部分がポイントになっていたため勝敗予想は非常に難しかったと思います。
勝敗予想をすることも一つの格闘技の楽しさでありますが、この試合はそんなことしなくても十分楽しみでした。
Rizin26ではこのメインイベントの前に多くの試合が行われ、めちゃくちゃおもしろい試合ばかりでした。その試合はまた今度語ることにして今回はメインイベントだけにします。
試合前の表情的に二人とも調子がよさそうでした。朝倉が少し余裕そうな雰囲気がありました。
両者リングインした時は興奮度MAXでした。煽りVでありましたが、見たくないけど見たいという変な感情です。またこの興奮も終わってほしくなかったです。普段、生活していてここまでワクワクすること、私はありません。
しかし試合は始まってしまいます。
両者慎重な入りです。
前回対戦した時は堀口が積極的に前に出たところをカウンターで倒されているので、ここは予想通りでした。
朝倉も前回同様カウンターで仕留めようとしていたと思います。
お互いにフェイントをかけあいます。
堀口は打ち合うことはせずにカーフキックを多用します。そして四回目あたりのカーフキックで朝倉が効いた様子が見られます。
足を引きずり、スイッチします。右足が前に出ることで得意の右ストレートが出しにくくなります。
ここからは堀口のペースでした。
少し焦ったのか朝倉が膝蹴りを仕掛けますが、堀口がカウンターのコンビネーションでダウンをとり、パウンドを打ち続けたところでレフェリーが止め試合終了です。
堀口がRizinバンダム級チャンピオンになりました。
終わってほしくない試合が終わってしまいました。
堀口の完封勝ち、作戦勝ちだったと思います。朝倉は何もできなかったなと思いました。
堀口の戦略が何だったかは分かりませんが、私の素人の予想だとカーフキックで右ストレートを封じ込めることが作戦の一つではなかったのかと思いました。
カーフキックを多用すること以外にも細かな戦略があったと思いますが素人には分かりません。試合後のインタビューが楽しみです。
朝倉は何もできなかったため作戦は一つも出せていないと思います。おそらく不完全燃焼でしょう。
この試合でわかったことは、堀口恭司はやっぱり強いということです。UFCでもトップファイターまで登り詰めた実力は伊達じゃないです。
この試合のポイントに怪我の具合を挙げていましたが、今回の試合を見る限り完全復活しているようです。
そして楽しみなのは今後です。おそらく次はBellatorバンダム級タイトルマッチを行うと思います。怪我をしたことでBellatorのベルトも返上していたため、Rizinのベルト同様取り返しにいくでしょう。
Bellatorのバンダム級チャンピオンのフアン・アーチュレッタも以前から堀口との対戦を熱望しています。もう一度BellatorのチャンピオンになればUFCも黙ってないと思います。
私の希望としてはBellatorのチャンピオンになり、UFCに移籍しUFCのチャンピオンになってほしいです。
反対に朝倉は今後引き続きRizinで試合をすることになると思います。結果論になってしまいますが、朝倉は少し先を見過ぎてしまったかなと思います。もう完全に気持ちがUFCにあったと思います。
打撃に関してはUFCトップクラスではあると思いますが、総合力ではまだまだ通用しないでしょう。
でも実は朝倉がUFCに行くことを楽しみにしていた自分がいます笑。
今後はパンチ力だけでなく、レスリングや柔術もパワーアップさせ完璧な状態でUFCに挑戦してほしいです。
そしてUFCの舞台で堀口恭司VS朝倉海Ⅲが実現したら最高です。
とにかく今回の試合は最高でした。この試合だけでお金が取れます。興奮していて文章がまとまっていないかもしれません。ナイスファイトでした。
次回はメインイベント以外の試合を語りたいと思います。
終わります。
2020年のRizin②
こんにちは。
今回は2020年の後半のRizinについて語りたいと思います。
新型コロナウイルスの感染拡大により止まっていた興行が8月のRizin22から始まり、今回語るのは、再開後三回目の大会であるRizin24からです。
Rizin24はバンダム級チャンピオンの朝倉海や、神童那須川天心など人気選手の試合がありましたが、私が注目した試合は、ライト級マッチ、武田光司VS川名雄生です。
武田はDEEPライト級チャンピオン、川名は修斗ライト級チャンピオンというチャンピオン対決でした。
どんな団体でもチャンピオンは皆強いです。そのため、この試合はとても高いレベルの試合でした。
1Rの打撃は、お互いにフェイントをかけあい、両者変則的なパンチが当たります。
レスリングが得意な武田が全ラウンドで組みの展開を仕掛けます。
3Rの中盤以降は団体の意地をかけた壮絶な打ち合いをし、試合が終了します。結果は判定で武田が勝利しました。
打撃では両者互角でしたが、テイクダウンを仕掛けるなど組みの展開で武田がポイントを取ったかなという印象でした。
Rizinに出場したライト級の日本人ファイターでは武田・川名がトップどころだと思います。
しかし、去年のRizinライト級GPを制したトフィック・ムサエフに勝てるとは思いません。ライト級以上の階級になってくると、日本人ファイターはフィジカル面で外国人ファイターに力負けしてしまいます。
そのため現在のバンダム級のように、ライト級でも日本人が中心になっていってほしいです。
次は先月行われたRizinフェザー級タイトルマッチ、朝倉未来VS斎藤裕です。
このフェザー級のタイトルマッチを作り出したのは完全に朝倉一人の力だったと思います。また、バンダム級のベルトを作り出したのは、UFC帰りの堀口恭司だったと思います。
実力は関係無しにして、朝倉は堀口と同じ影響力を持っていたということです。
もちろんRizinという団体が朝倉を推していたということもありますが、やんちゃな過去の話やYoutubeなど、自分自身のプロモーションによるものが大きかったと思います。
格闘家にとって自分のプロモーションをすることはめちゃくちゃ必要なことだと思います。
自分で道を作り、あとはゴールするだけでしたが、ゴール手前でコケてしまいました。
対戦相手の斎藤は修斗フェザー級チャンピオンで、打撃・寝技何でも上手な選手です。
タイトルマッチということもあり、高い緊張感の中試合が始まり、両者慎重に入ります。そして、両者あまり手を出さず1Rは終了します。
朝倉は常にカウンターを狙っているような感じで、斎藤はそのカウンターをもらわずに打撃を当てようとしていました。
2Rに入り斎藤が積極的になります。
打撃を織り交ぜながら組みにいき、テイクダウンを取ろうとしますが、朝倉はロープを掴むなどの反則行為でテイクダウンを取られることから逃れようとします。
その反則行為で朝倉に警告が与えられ、2Rは斎藤が取ったと思います。
3Rも常に斎藤が仕掛け、前に出てきたところを朝倉がカウンターで狙うという展開が続きます。
その後、押されていることを感じたのか朝倉も手数が増え、左ストレートがヒットしダウンを取ります。そしてますます打ち合いになり、タイトルマッチらしくなりますがここで試合終了です。
結果は判定で斎藤が勝ちます。
朝倉は3Rにダウンを取ったものの、手数が斎藤より少なく、2Rの警告、また何度もテイクダウンを奪われたため、斎藤の勝利は妥当だったと思います。
実際に矢地祐介戦のような余裕も見られませんでしたし。
この試合で朝倉のボロが出たと思います。それは、組み・寝技が苦手だということです。
今までテイクダウンを取られ、寝技の展開になることが少なかった朝倉でしたが、斎藤が何度もテイクダウンを奪い、寝技・組みの実力が少し明らかになりました。
そして一つ気になったことは、組み・寝技の時にセコンドからの声が少なかったことです。セコンドには弟の朝倉海ともう一人いましたがスタンドの時の声に比べると少なかったように感じ、レスリングや柔術のコーチがセコンドにいませんでした。
したがって、朝倉未来だけでなく朝倉海も組み・寝技は苦手ということが予想されます。もしかすると、寝技に関しては自分たちだけで練習しているのかもしれません。
朝倉海は明日のRizin26で堀口と対戦します。そのため堀口に組みつかれた時の対応が楽しみです。
同じく朝倉未来も明日弥益ドミネーター聡志と対戦します。ドミネーターが組み・寝技で勝負してきたら、朝倉危うしです。
しかし、朝倉が積極的に打ち合いをすれば朝倉に分があると思います。Rizin24のタイトルマッチでも最初から打ち合いをしていれば斎藤に勝てていたと思います。
明日のドミネーターの戦略に注目です。
以上が私の個人的な2020年のRizinのまとめです。しかし、Rizinの2020年はまだ終わっていません。明日は超ビッグな大会があります。
それを見逃しては年は越せません。Rizin26の感想も語ります。
終わります。
2020年のRizin
こんにちは。
今回は、前回までに2020年のUFCを語ったように、2020年のRizinを語りたいと思います。
新型コロナウイルスの感染拡大により、世界中の興行が止まりました。日本は世界と比べると、死者数が少なく比較的深刻な状況ではありませんでしたが、日本の興行もストップしました。
その中でRizinは2月のRizin21から約半年後に再開しました。
Rizinにとって2020年は重要な年だったと思います。なぜなら、2020年は絶対王者堀口恭司を倒した朝倉海が2019年の大晦日でマネル・ケイプに負けてしまうという衝撃から始まり、朝倉未来という人気者が登場し、ライト級にもチャンピオンが誕生するなど、世界においてRizinの存在感が強くなる要素が多くあったからです。
残念ながら新型コロナウイルスによりその希望は小さくなりました。
しかし、外国人選手が来日できなくなったため、日本の選手同士の戦いをしなければならない状況になることで日本の格闘技の底上げをすることができたと思います。
どんなに実績がないファイターでも、大きな舞台で一回でも結果を残せば成り上がれる世界が格闘技です。
Rizinは大きな舞台です。多くのファイターがRizinに出れるチャンスができたことで、多くのファイターのモチベーションに繋がり、良い影響があったと思います。
そのような日本人ファイターが、今後Rizin常連の外国人ファイターを喰ったらおもしろいです。
2020年は日本人選手の試合が多かったですが、非常におもしろいファイトもありました。
今回はその試合について語りたいと思います。
まずは新型コロナウイルスの感染が拡大する前に行われたRizin21のバンダム級マッチ、井上直樹VSトレント・ガーダムです。
この試合の注目は低かったですが、私の推しファイターの一人、井上の試合なので語りたいと思います。
序盤から打撃、寝技のすべてにおいてバンダム級らしいスピード感のある試合でした。
打撃では井上がプレッシャーをかけ続け、ガーダムより多く当てていたと思います。
ガーダムはサークリングしながらそのプレッシャーに対して、トリッキーな打撃で返します。
寝技では井上の方が有利な体勢の時間が長かったです。
3Rでは、1,2Rを取られてしまったガーダムが逆にプレッシャーをかけますが、井上を仕留めきれず、試合が終了し、井上が判定で勝利しました。
明らかに井上が勝っていたと思いましたが、ガーダムは判定に納得していないようでした。
試合をしている側と試合を見ている側では相違があるのかもしれません。
元谷も私の推しファイターの一人なので、どのような結果になるか楽しみです。
次はRizin23で行われたフライ級マッチ、神龍誠VS伊藤盛一郎です。
この試合も注目度は低かったですが、フィニッシュが衝撃的でした。
試合内容は、序盤から組の展開が続き、神龍が常に一本を取ろうとしますが伊藤に上手く対応されます。
2Rも組み、寝技の展開が続き、二人の体勢が激しく入れ替わります。
そして2Rの終盤、神龍が飛び膝蹴りをしながら、フロントチョークを狙います。寝技が得意の伊藤でしたがスキをつかれ、チョークが極まってしまいます。
タップアウトで神龍が勝利しました。
神龍はフロントチョークが得意なので、膝蹴りをしたのも、おそらくフロントチョークのためだったと思います。
このフィニッシュは2020年のRizinのトップスリーには入ると思います。それぐらい衝撃でした。
Rizinのフライ級のベルトはまだありませんが、もしベルトがあれば神龍はそのベルトに近いファイターの一人だと思います。
次回は2020年の後半のRizinを語りたいと思います。
終わります。
2020年のUFC③
こんにちは。
今回は2020年の後半のUFCを語っていきたいと思います。
まずは日本時間8月16日に行われたUFC252です。
この大会では人類最強の名に最もふさわしい、UFCヘビー級タイトルマッチが行われました。チャンピオン、スティペ・ミオシッチVS挑戦者、ダニエル・コーミエです。
この対戦カードは三回目です。そしてお互い一勝一敗です。今回の試合が三度目の正直というやつです。
試合内容は、両者ヘビー級とは思えないコンビネーションの打撃で、お互いに何度かヒットさせます。
ヘビー級の一発のパンチ力は殺人級だと思いますが、両者いいパンチをもらっても倒れません。
その中で2Rにミオシッチがダウンを奪います。
しかし、2Rの残り時間が短かったためミオシッチは倒しきれません。
そしてお互いに打撃を与え続け、5R終了します。
ダウンを奪い、打撃で少し優勢だったミオシッチが勝利し、タイトルを防衛します。三回目の対戦はミオシッチに軍配が上がりました。
この試合は良いファイトでしたが、お互いに反則のアイポークが目立ち、少し後味の悪い試合でした。
試合後コーミエは現役引退を発表します。コーミエは元ライトヘビー、ヘビー級の二階級チャンピオンであり、MMAファンにとっては悲しいことでした。
コーミエに勝利し現在人類最強の男ミオシッチは、現在二人のファイターからベルトを狙われています。
一人は元ライトヘビー級チャンピオンのジョン・ジョーンズです。ライトヘビー級では無双状態で、来年からヘビー級に転向し二階級制覇を狙っています。
もう一人はフランシス・ガヌーです。この人はヤバいです。一度ミオシッチに負けていますが、その敗戦からめちゃめちゃ強くなっています。一発の破壊力はミオシッチ以上だと思います。
噂によると来年ガヌーVSジョーンズが組まれ、その勝者がミオシッチと対戦するだろうと言われています。楽しみです。
次は今年のKO of the yearです。
日本時間10月11日に行われたUFCFightNightでの、メインの前に行われるプレリムでの一戦です。
ミドル級マッチ、インパ・カサンガナイVSホアキン・バックリーです。
この試合はメインではなく、プレリムだったため注目度は低かったです。
しかし、バックリーの、衝撃的、芸術的なパックスピンキックでの一発KOによって一気に注目されました。
バックリーが左足のミドルキックを出し、カサンガナイがその足をキャッチしたところで、バックリーがその場で360度回転し、バックスピンキックを繰り出します。そしてそのキックがきれいにカサンガナイの顎に入り、失神に近いような倒れ方をして、試合終了です。
このKOは間違いなく今年一です。UFCだけでなくすべての団体、またキックボクシングやボクシングを合わせても、バックリーのKOが一番だと思います。
バックリーはこの試合の後にも試合をして、その試合でもKO勝利しています。今後のミドル級に新しい風を吹かしてくれそうです。
最後はUFC254です。
この大会のメインイベント、ライト級タイトルマッチ、正規王者のハビブ・ヌルマゴメドフVS暫定王者のジャスティン・ゲイジーが激アツでした。
注目される理由は何といってもMMA戦績28戦28勝無敗の絶対王者ハビブ・ヌルマゴメドフです。28戦もして一回も負けてないってヤバいです。
しかも、UFCではコナー・マクレガーと戦った時の3Rしかポイントを取られていません。言い換えるとマクレガーとの3R以外は全てのラウンドにおいて相手を圧倒したということです。
そんなヌルマゴメドフに挑戦するのはUFC249でトニー・ファーガソンに勝利したゲイジーです。
ヌルマゴメドフはレスリング力に長けており、全てのファイターがそのレスリング力に対応できず、負けてきました。
そのためヌルマゴメドフのレスリング力に対応できるファイターならばヌルマゴメドフを倒せると言われてきました。
ゲイジーは4歳からレスリングを始めるなど、レスリングの力はUFCの中でもトップクラスでした。そのためゲイジーならヌルマゴメドフを倒せるのではないかと期待していましたが、ヌルマゴメドフを甘く見ていました。
序盤はヌルマゴメドフのレスリングに対応してる感じがしましたが、寝かされてからは何もできませんでした。
それでもこの試合の1Rはゲイジーがポイントを取りました。ポイントを取られたのはマクレガーとの一戦の3R以来二回目でした。
この試合に勝利したヌルマゴメドフは29戦29勝になり、無敗伝説は続きます。
しかし、なんとヌルマゴメドフも引退宣言をしてしまいます。
ヌルマゴメドフはこの試合前に新型コロナウイルスにより父を亡くしてしまいました。ヌルマゴメドフの父はいつもセコンドについていました。父がいない中、戦うことはできないらしいです。
UFCはまた一人スター選手を失いました。
今年はヘンリー・セフード、コーミエ、ヌルマゴメドフとスター選手が多く引退しました。新しい選手も増えていますが、やっぱり寂しいです。
でもおそらく、また復帰します笑。
格闘家の引退宣言ほど信じられないものはないです。実際にマクレガーも今まで何度
も引退宣言をしています。もう口癖のように言います。
UFC社長のデイナ・ホワイトも30戦30勝するまでやめないと言っています。
まだヌルマゴメドフはベルトを手放していませんし、おそらく来年も試合をするでしょう。してほしいです。
これまで三回に分けて2020年のUFCを語ってきました。ほんとはもっと語りたいことがありましたが、まとまらなそうなのでやめました。
来年もエキサイティングな試合が見れることを期待しています。
次回はRizinの2020年を振り返りたいと思います。
終わります。
2020年のUFC②
こんにちは。
今回は2020年のUFCの続きを語りたいと思います。
新型コロナウイルスの感染拡大により様々な興行が止まっている中、UFCが一番最初に動き出しました。UFC249です。
しかも、MMAファンが最も待望していたカード、ハビブ・ヌルマゴメドフVSトニー・ファーガソンです。
この対戦カードは今まで何度も流れてきたカードでした。そのため、やっとこの試合が見れる!と思っていましたが、また流れてしまいました。
コロナによりヌルマゴメドフが出国できなかったためです。
コロナに対する憎しみはこの件の割合が高いです。
そして、ヌルマゴメドフの代わりにジャスティン・ゲイジーが選ばれ、ファーガソンVSゲイジーのライト級暫定チャンピオン決定戦がが行われました。
ヌルマゴメドフと戦うためにファーガソンに勝ってほしかったのですが、ゲイジーが打撃でファーガソンを圧倒し、ダウンはしていないものの、ファーガソンがふらついたところでレフェリーに止められ、ゲイジーがライト級暫定チャンピオンになりました。
ファーガソンは負けてしまいましたが、今回も異常な打たれ強さを見せ、UFCの社長デイナ・ホワイトに「Ferguson is not human」と言わせました。
UFC249では、この試合の前にバンダム級タイトルマッチとして、ヘンリー・セフードVSドミニク・クルーズが行われ、セフードが勝利後引退宣言をしました。
セフードの引退宣言はかなり驚きました。フライ、バンダム級のベルトを手放した今、噂によるとフェザー級のベルトを狙っているらしいですが、まだ分かりません。今後のセフードの動向に注目です。
次は日本時間6月28日に行われたUFCFightNightのメインイベント、ライト級マッチ、ダスティン・ポイエーVSダン・フッカーです。
この試合は2020年のUFCで一番の名勝負だったと思います。
前回語った、ジャン・ウェイリーVSヨアンナ・イェンドジェイチェクと同じくらいの名勝負でした。
両者打撃が得意で、コンビネーションも上手く、一発の破壊力もあり、すぐにタイトルマッチができるようなファイターです。
あと、二人ともハンサムです。
この試合は打ち合いになることは予想されていましたが、その予想以上の壮絶な打ち合いをしました。
ポイエーはレスリングも得意で攻撃の引き出しが多く幅が広い印象がありました。しかし、キックボクシングの上手さはフッカーだと思いました。
序盤は両者互角でしたが、徐々にポイエーが押し始めます。それでもフッカーは倒れず、5R終了しました。
結果は中盤から押し始めたポイエーが勝ちました。
この試合を見て改めてUFCのレベルの高さを感じ、来月ポイエーと戦うコナー・マクレガー危うし、と思っています。
また、フッカーも今度Bellator元ライト級チャンピオン、マイケル・チャンドラーとの対戦が噂されており、UFCの過酷さを他団体に見せつけるような試合が期待されます。
個人的Fight of the yearはこのポイエーVSフッカーです。
次はUFC251です。この大会はバンダム、フェザー、ウェルター級の三階級のタイトルマッチが行われた大会です。
バンダム級ではピョートル・ヤンVSジョゼ・アルドでヤンが5RにTKO勝ちを収め、セフードの引退表明により新バンダム級チャンピオンになりました。
フェザー級では、2019年のUFC245のダイレクトリマッチとして、フェザー級チャンピオンのアレクサンダー・ヴォルカノフスキーVS挑戦者マックス・ホロウェイが行われました。挑戦者のホロウェイは私の推しファイターの一人です。ホロウェイのことは今度語ります。
ホロウェイがチャンピオンの時は敵無し状態でしたが、UFC245でついにヴォルカノフスキーに判定で負けてしまいます。
判定決着であり、ホロウェイは人気者であったためすぐにリマッチが決定しました。
試合内容は終始ホロウェイが押していて、後半ヴォルカノフスキーが巻き返します。それでもホロウェイが何度かダウンを取っていたため、ホロウェイの勝ちだと思っていましたが、まさかのヴォルカノフスキーの判定勝ちでした。
時々起こる疑惑の判定です。
ホロウェイも納得のいかない表情を見せますが、ホロウェイはジェントルマンなので荒々しくなったりはしませんでした。
この試合を見ていた他のUFCファイターもホロウェイの勝利と言っていて、デイナも三回目の対戦を考えているそうです。
しかし、ホロウェイは日本時間1月17日に行われるUFCFightNightでフェザー級ランキング6位のカルヴィン・ケーターとの対戦が決まっています。この試合に勝つと三回目の対戦があるかもしれません。
反対にヴォルカノフスキーもブライアン・オルテガとのタイトルマッチが噂されています。
今後のフェザー級戦線も目が離せません。
最後はUFC251のメインイベントで行われたウェルター級タイトルマッチ、カマル・ウスマンVSホルヘ・マスヴィダルです。
元々この試合はウスマンVSギルバート・バーンズでしたが、バーンズのコロナ陽性反応により、大会6日前にも関わらずマスヴィダルが代役に選ばれ、マスヴィダルはそのオファーを受けました。
試合どうこうより減量が厳しいのではないかと思っていましたが、何とか計量をクリアし戦うことになりました。
ウスマンとマスヴィダルはこれまで舞台裏で一触即発ぐらいの言い争いをするなどバチバチでした。
そのためこの試合はMMAファンにとって待望の一戦でした。
化け物だらけのウェルター級のトップに君臨するウスマンのUFC無敗記録を崩すのはマスヴィダルしかいないと思っていました。
試合が始まると、序盤からウスマンのレスリング力にマスヴィダルは苦しめられます。それでもマスヴィダルはレスリングも得意なのでなんとか対応します。
2R以降もウスマンによる組みの展開が続き、レスラー特有の動きのない試合になります。おそらく有観客ならばブーイングが起きていたでしょう。
そして常に試合を有利に進めていたウスマンが勝利し、タイトルを防衛しました。
マスヴィダルが試合に向けてもう少し時間があれば勝つチャンスはあったと思いますが、やっぱりウスマンは強かったです。
コルビー・コヴィントンも負け、マスヴィダルも負けてしまい、残る望みはただ一人になりました。
それは元々ウスマンとの試合が決まっていたバーンズです。
バーンズとウスマンは同じジムに所属しているため、お互いの手の内は把握していると思います。
噂によると来年の3月あたりにウスマンVSバーンズが組まれるらしいです。噂ですけどおそらく確定でしょう。もうバーンズしかいません。
2020年のUFCはまだ語りつくせないのでまだ続きます。
今回はこれで終わります。